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天文はかせ入門(仮)

仙台高専(旧・宮城高専)天文部の活動記録です

青空のなかの土星食

観測のほうこく

9月28日の土星食。仙台近辺では、昼の12時14分に土星が月に隠れ、13:33にふたたび姿を現す予想。天文部でも撮影にチャレンジしました。

 

前日の未明、コモンは学校に忍び入りました。星が見えているうちに赤道儀などのセッティングをするためです。巡回中の守衛さんに怪しまれ、「天体観測です」などと嘘っぽいことを言って逃れたり。赤道儀の極軸とMeadeの経緯台のアライメントを済ませておきました。Meadeの望遠鏡は、北極星を追尾した状態にして電源を入れっ放し放置しておき、翌昼に月を探すのに利用します。

 

当日。11時にはミューラー、うじいえ、ざわなか、EKが集まりました。雲一つない快晴。月齢数日の月は太陽に近い白っぽい青空に溶け込んでいます。肉眼では見つけられません。でも大丈夫。Meadeで月を自動導入し、望遠鏡の指す方向を双眼鏡で探すと、青白い三日月が見つけられました。しかし近くにいるはずの土星は全く見えません。

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観測にいそしむ部員たち。服を頭からかぶって、400mmレンズをつけたフィルムカメラを覗くEK、コモンがヤフオクで買った屈折望遠鏡をのぞくミューラー、傘をさして、望遠鏡に影をつくるうじいえ、双眼鏡をのぞくざわなか。赤い服の男はゲスト。

 

さて、月に隠れる土星の姿は、まったく見つけることが出来ませんでした。小一時間ほど休憩して、気を取り直して出現を狙うことに。しかし定刻がすぎても土星は見えません。とれたのはこんな写真です。

 

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9月28日 13時36±1分 タカハシMT200 CanonEOSKissX5 1/1000秒 ISO100

 

ピントも甘いし、何にも見えませんね。しかし目を凝らすと、なにかマボロシのようなケムリのようなものが私には見えてきました。中心部分を拡大し、コントラストと明るさをイジってみます。

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ほら、月の中央のクレーターのわきあたりから、煙状の楕円体がみえるでしょう。見えない? 見えないあなたは、修行が足らんのです。修行を積んだ上人には見えるのです。動画するとどうでしょうか?。

 

 


saturn 2 - YouTube

 

撮影間隔 1枚/10sec 10flames/sec

どう? 何回も再生を繰り返すと見えたような気がしてきます。

見えた人は、「みえた!」とコメントください。

 

反省点:

・月をつかって、ピントをだしましたが、昼間の月は予想以上に淡く、ピントを追い込むことが出来なかった。 遠景のビルなどを使う方がよいかも。

・パソコンの液晶画面はきわめて見づらい。今後、黒点の観測とかするときは、簡易暗室を造る必要がある。

朝日新聞には、月から昇る土星の姿が輪まではっきり見えています。その写真は赤外線撮影なのだそうだ。偏光フィルターなど上手く使うことは出来ないか?