天文はかせ幕下

木星

すこしづつ暖かい気候になってきています。夜は薄く霞がかかったような星空になる日が多いです。そのぶん、大気の状態は冬よりも良くて、再度木星の撮影に挑みました。

ちなみに、先日「アップする気にもなりません。」と書いた木星は以下のようなものです。

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木星 2015年2月6日23:00 Canon EOSKissX5 ISO100 FullHD撮影2134枚をスタック  
MT200 12.5mmアイピースでコリメート撮影 NJP赤道儀 ノータッチガイド。

なんていえば良いのでしょうか?タカハシの望遠鏡に最高の赤道儀を使っているくせに、「子供の落書きかよ」ってレベルです。眼視ではとてもきれいに見えているのに、写真に撮るとこんな姿に成り果ててしまって、、、

そこで、我が天文部の特別コーチ(?)であるnyancotan先生にいろいろとアドバイスを頂き、MT200の光軸を再調整し、バーティノフマスクを使ってピント合わせの厳密化をおこないました。 

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木星 2015年2月25日 0:30 Canon EOSKissX5 ISO800 FullHD撮影1500枚をスタック  
MT200 or7mmアイピースでコリメート撮影 NJP赤道儀 ノータッチガイド。トリミング無し

やった、少しはましになったぞ。というかやっぱり、大気の状態の良い日に巡り会えるように、頻繁に撮影をするのが一番大事ですね。あと、今月の19日には大赤斑が見えていたそうですが、25日に撮影した上の写真では見えていません。木星の大気の自転がそんなに速いとは、知りませんでした。一晩中撮影して、表面の変化を調べるのは、よい自由研究になりそうです。