天文はかせ序二段(仮)

仙台高専(旧・宮城高専)天文部の活動記録です

M101 回転花火銀河

前回NGC4565を、焦点距離1000mmのMT-200をつかって4分露光で撮影しました。が、しかし、星はかなり流れていました。NJP赤道儀の極軸望遠鏡のスケールを調整し、極軸はかなり正しくセットされていたにも関わらずです。あらためて撮影した15枚を確認すると、それぞれ流れ方がバラバラです。ひどいのだと、流れる方向も違っています。あの夜は、ほぼ無風でした。

原因は、赤道儀ではなくて地面にあるのではないか?望遠鏡を設置している機械工学科棟の屋上にはエアコンの大型室外機があり、それが作動したり止まったりしています。鉄筋コンクリートの建築であるものの、振動しているのかもしれない。

そこで手間ですが、望遠鏡を室外機からだいぶん離れた屋上西側の区画へ移動しました。極軸スケールやその他いろいろを再チェックし、もういちどNGC4565を撮影します。

ところがちょっと、場所を勘違いしていて10分ほど格闘しても銀河を導入できませんでした。もたもたしていると月が出てきてしまうので、対象をM101へ変更。今回はε200です。

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M101 回転花火銀河 2015年5月11日0:10 Canon EOSKissX5 ISO800 直焦点撮影 180秒x15
ε200 on NJP赤道儀 ノータッチガイド。トリミング無し。

前回は3月にM101を撮影しました。その時は、MT200の3分露光で星が流れました。前回と今回の星像を比べてみたのが下の2枚です。(a)は楕円隊というよりは団子が二つ並んだ感じに見えなくもなく、やはり振動が原因と思われます。今回の(b)は大分うまく行きました。

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3月撮影のM101の周辺の星像(MT200で3分露光・等倍

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5月撮影のM101の周辺の星像(ε200で3分露光・等倍)

 

あと、ε200を使うと写真下側左側の減光(ミラーボックスケラレ?)が大きいですが、これはフラット補正をしてもうまく消えないし、仕方の無いものとして受け入れることにします。次回はもう一度NGC4565を撮ってみよう。