天文はかせ幕下

惑星状星雲、M57とM27

我々の学校がある名取市は、仙台市の南隣のベッドタウン。光害はかなりきついので、撮影する場合はあまり暗い対象は狙えません。先週の金曜日、高気圧に覆われてきれいな青空が広がりました。残念ながらテスト週間のため学生たちはお勉強中でしたが、月没のあと学校の屋上で撮影しました。名取市での撮影は、頑張って淡い対象をねらってもがっかりすることが多いので、惑星状星雲を撮影することにしようと決めていました。

ところが夜になってみると、すごく透明度の高い星空が広がりました。夜半過ぎにはなんと天の川が見えるくらい。1年に数度あるかというコンディション。それでも当初の予定通りM57とM27の撮影をしました。

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2016年6月10日 M57
カメラ:Canon EOS40D(赤外改造)、鏡筒:タカハシMT200 on NJP赤道儀
露出時間:60sec x 15枚=15min,ISO:1000, 中央付近50%トリミング
撮影地:宮城県名取市

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2016年6月10日 M27
カメラ:Canon EOS40D(赤外改造)、鏡筒:タカハシMT200 on NJP赤道儀
露出時間:90sec x 13枚=18min,ISO:1600, 中央付近50%トリミング
撮影地:宮城県名取市