天文はかせ幕下

ひとりで、はやま湖

酔狂という言葉がありますが、酔狂に生きるのは楽しいものです。

ここ数日、一気に冷え込んできました。平日だろうと構わず、晴れるとなれば望遠鏡を車に積んで夜中に黙々と出かけていく。氷点下の山奥の闇の中で、1人で独り言を言いながら写真を撮影し続けるなんてのは、酔狂としか言いようが有りません。

またはやま湖に言ってきました。前回だめだったNGC981とM81を撮影しました。

f:id:snct-astro:20161128184814j:plain(さらに以前の写真)

f:id:snct-astro:20161130131005j:plain(以前の写真)

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2016年11月24日 25:13~26:00 M81(再度、差し替えました)
canonEOS60Da センサー温度10℃
タカハシMT-200 on NJP赤道儀 ノータッチガイド コレクターなしF6
ISO1600 210sec x 10 =35min、光害カットフィルタ不使用
CCDStack2でダークフラット減算、平均でコンポジット、GIMPで彩度とトーンカーブ調整。

 

f:id:snct-astro:20161128184819j:plain(以前の写真)

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2016年11月24日 23:00~24:25 NGC981(差し替えました)

canonEOS60Da canonEOS60Da センサー温度11℃
タカハシMT-200 on NJP赤道儀 ノータッチガイド コレクターなしF6
ISO1600 210sec x 16 =56min、光害カットフィルタ不使用
CCDStack2でダークフラット減算、平均でコンポジット、GIMPで彩度とトーンカーブ調整。

これまで、MT-200にコレクターレンズをつけて使用してきましたが、そのときの焦点距離は1200mmだと思い込んでいました。じつはコレクターをつけるとF8で1600mm、APS-C換算で2400mmなのだそうです。ノータッチガイドの撮影なので、2400mmはすこし長すぎると思い、コレクターレンズを外して撮影しました。これでF6です。像もすこしシャープになったような気がします。

NJP赤道儀の極軸は、poleMasterでかなり追い込んでいますが、撮影した写真を見ると、赤経方向に星が流れているようです。風の影響なのか鏡筒のたわみなのか、歯車の傷なのか。原因を調べている所です。