天文はかせ序二段(仮)

天文はかせ序二段(仮)

仙台高専(旧・宮城高専)天文部の活動記録です

はじめてのおーとがいど

※投稿した画像をスマホや研究室のPCで確認したところ、ホワイトバランスが合っていない様です。私のノートPCの画面は赤色が出にくいようです。修正版を後程投稿します。2017/10/26

アベは破門(茶番)

どうも顧問です。
先日、アベに報告させると書きましたが、どうやらやる気のないアベは未だに画像処理を終えていないそうです。
まったく、なんっとらん。合宿の時の写真も、結局報告していない部員アベは破門ですな。
最近バイトに精を出しているし。全くもう。


嘘です。どうも、部員のアベです。ようやくやりました画像処理。GIMPで画像をあれこれ弄っていたら夜中の2時です。

先日から興奮気味な記事を顧問が書いておりますが、遅ればせながらオートガイドの報告をします。

はじめてのおーとがいど

本年度の目的である「黒魔術"オートガイド"の召喚」を実行すべく、顧問と二人はやま・・・湖に向かいます。
因みに、オートガイドの導入が本年度の目的であることを、車の中で初めて知ります。こりゃ驚いた。
秋も本格的になり、寒露極まるこの季節。寒さと結露が心配です。ぶっつけ本番のオートガイドは、もっと心配です。

今回の対象星は"M33"であります。色々悩んだ末、ISO1600で360 secの露光に挑戦することにしました。
顧問の記事の通り、当初不安であった”ぶっつけ本番のオートガイド”が、なんとすんなりと成功してしまいます。PHD2すげぇや。

Photo Data
  • Location; はやま湖(福島県飯舘村)
  • Takahashi ε200 on NJP
  • Canon 60Da, ISO 1600
  • Light Frames; 360 sec×11 = 72 min(17-21℃)
  • Dark Frames; 15 (16-24℃)
  • Flat Frames; 16
  • DSS > GIMP(レベル補正 > カラーバランス > 色相 > 明るさコントラスト > トーンカーブ > レベル補正から繰り返し) > DPP(色ノイズ軽減)
    f:id:snct-astro:20171026023407j:plain
    M33-さんかく座銀河-

流石はオートガイドです。結露でダメになった分を除けば歩留まり100%の撮影でした。赤道儀機械的なピリオディックエラーによる歩留まりの悪さが問題でしたが、まるっと解決です。

しかし、ここで気になるのが、Dark Frameのセンサー温度です。外気温は約7-9度ほどでしょうか、寒さに耐えかねた我々はDark Frameの撮影を帰りの車の中で行いました(窓全開)。窓が全開とはいえ、どうしてもセンサー温度は撮影時より高くなってしまいました。
そこで、顧問が後日冷蔵庫でセンサー温度を調整したDark Frameを撮影してくれました。

当日撮影したDark Frameと合わせて31枚に増やすことができたので、改めて画像処理を行ってみました。
因みにDark Frameの温度は16-22度で画像処理しました。
そして、最近GIMP-ver2.9.6がリリースしたそうで、以前まではできなかった16bitの画像処理ができるようになりました。なのでGIMPver2.9.6をインストールし16bitでの画像処理を試みます。

Photo Data
  • Dark以外上に同じ
  • Dark Flames; 31 (16-22℃)
    f:id:snct-astro:20171026031104j:plain
    Dark Frameの数を15枚から31枚に増やして画像処理

画像処理の際にノイズが目立ちにくくなったような感触を受けました。そのおかげか結構強引な処理の仕方でも何とか仕上げることができたと思います。
分子雲のディテールも以前より再現されているように思えます。しかし、不覚にも中心が白トビしております。どこかの処理で飛んだのを見落としておりました。トホホ。

※取り急ぎ修正版. 研究室のPCにはDPPなどが入っていない為、色ノイズは軽減しませんでした。結構派手に弄ったせいでノイズが酷いです。2017/10/26
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比較の為、2枚を重ねたGifを載せておきます。意外と1枚目の色かぶりが酷いことが分かりますネ。
本来ならば同じ処理工程を踏んだ結果を載せるべきでしたが、今回は割愛させていただきます。午前3時。私、眠いです。
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また、以前に撮影したM33がこちらです。

Photo Data
  • Location; 神割崎(宮城県)
  • CanonEOS70D, ISO 3200
  • Light Frames; 180 sec x18 =54 min
    f:id:snct-astro:20171026041622j:plain
    2016/10/02 “初の直焦点”にて(ほぼ1年まえじゃんか。衝撃。)

こうして比較すると見違える様にディテールが浮き出ていますね。凄い。凄いぞオートガイド!!まさに黒魔術。否、これは科学の勝利の結果である!!


おまけ。オートガイドの様子

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オートガイドによって、追尾補正をしている様子。


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色んな機材からコードが伸びてぐちゃぐちゃに。後ろではオートガイドの威力に顧問が小躍りしています。