天文はかせ幕下

バラ星雲からコーン星雲にかけて

先日、部員ナカムラと二人で出かけて来た撮影成果の二つ目です。135mmのレンズでバラ星雲からコーン星雲にかけて撮影しました。

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2018/1/12  バラ星雲からコーン星雲付近
カメラ:Canon EOSKissX5 新改造
レンズ:Aposonner, 135mm F2(->F2.8)
露光:ISO800 240sec x 48
NJP赤道儀 PHD2ガイディング
画像処理:DSSでフラット・ダーク・スタック処理。PhotoShopで強調&ノイズ処理

写真中央下に大きく写っているのがバラ星雲。そこから上の方へ目を移すと、青い星雲を伴った小さな星団があってこれは散光星雲IC2169と呼ぶそうです。さらにその左側には暗黒帯を伴った、赤く淡い領域(コーン星雲)が広がっていて、その中心部分にはクリスマスツリー星団と呼ばれる星の集団がみえます。バラ星雲から淡く伸びる二本の腕は、そのままコーン星雲につながっていて、これらは同じ起源なのかなと想像します。

明るいレンズのおかげで、ISO800と落としても240秒で適正露出となりました。ご興味があれば、このブログで今年の1月1日にアップした70mmマクロレンズの結果と比べて見てください。