天文はかせ幕下

火星接近への準備など

週末の本日、新入部員たち近くのスキー場の駐車場へ連れて行って観測会をしたいなと思っていたのですが、悪天候のために中止になりました。次の週末はもう月が大きいし、次の新月期はそろそろ梅雨入りですし、なかなか難しいですね。

火星大接近の観測準備

さて、7月には火星の大接近もあるので、ちょっとづつ準備を進めています。今年度の部費を無計画にも全てつぎ込み、ZWOのモノクロCMOSカメラを買いました*1

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これを学校の屋上にあるMeadeのシュミカセに取り付けて、撮影をしようというわけです。そのために部の道具箱に入っている様々な品を引っ張り出しました。

まずはコレ:

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シュミカセに付属の45°天頂プリズムです。アダプタは2インチのスリーブになっていて、ちょうどZWOのカメラをはめ込むことができます。これまではずっと90°のプリズムを使って来たのでこの45°は、何十年ものあいだ道具箱にしまわれていました。ちょっと汚れていましたが、簡単に分解清掃ができました。

次はこれ:

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フィルターケースです。入っていたkenko製のR1フィルター(49mm)を利用します。モノクロ撮影ですので、赤フィルターでコントラストが上がるのではと期待しています。これもかなり年代物です。当時の天文部は「物理部天文班」だったのですね。ほかには何班があったのでしょうか?  さておき、この49mmのフィルターは、フレームを入れた外径がほぼ2インチなんですよ!ですから・・・

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こんな風にセロハンテープでくっつけて・・・、そのまま2インチスリーブに到着してしまえます*2

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フィルターはセンサーに近い方が、ゴーストを防げると読んだことがありますし、なによりも余計な買い物をしなくてすみました。部費もすでに使い尽くしていますし。

 

 

*1:そのうち太陽のHa撮影とかもやりたいなと思っていて、それでモノクロにしました

*2:正確には、フィルターの外形は2インチよりも0.3mmほどおおきいです。Meadeの2インチスリーブが少し大きめに作られていて、ぴったりハマってくれました