天文はかせ幕下

梅雨入り前、最後の木星

2ヶ月くらい前から、このブログの上部メニューに「Twitter」なるリンクが貼られております。そこをクリックしていただくと、我が天文部員たちが移動式プラネタリウムを作成するための資金集めに奔走している様子をご覧頂けます。

「〇〇全国大会優勝!」といったようなわかりやすい成果を上げられる部には多くの予算が回りますけれど、「天体観測してます」なんて言っても予算は回ってきません。ですので競争的に配分される資金を追わなければなりません。「じゃあ新彗星でも発見したら、校長先生も予算くれるんじゃないの?」とかアドバイスを受けますが、そんなの無理ですから。

さておき。部員たちが近く競争的資金を獲得するためのプレゼンをするので、その資料の中に、「宮城県名取市の光害がいかにひどいか」を示すための写真撮影に行ってきました。その帰り道に、顧問は木星の撮影をしてきましたので紹介いたします。前置きが長くてすみません。

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2018年6月7日21:55 木星
鏡筒:Meade LX200-30, 直焦点 F10
カメラ:ZWO ASI174MM CMOSカメラ
フィルター:kenko MC R1
gain:185, 露光:0.015sec*60sec
AutoStackkert!にて85%スタック x3Drizzle、Registax6.0でウェーブレット処理。

あいかわらずモノクロですけど、これは歴代で見ても最もよく解像しました。