天文はかせ幕下

Mamiya APO-Sekor のファーストライト

新しく購入したMamiya Apo-sekor 250mm F4.5で撮影をする準備が整って、顧問はチャンスを伺っておりました。それで、たまたま振替休日を取得していた木曜日の前日、星空を求めて宮城県北部方面まで出かけてきました。

SCW予報では、前線に伴う雲が切れるのが23時ころ。月が登ってくるのが夜半過ぎ。わずかな時間にIC1805を撮影しました。

IC1805

日時:2018年10月4日 23:15:00~25:15
場所:宮城県加美町
レンズ:Mamiya Apo-Sekor 250mm F4.5
カメラ:Canon EOS 60Da
赤道儀:Kenko SkyMemoR ノータッチガイド
露光:ISO1600, 180sec x 32flames 

蛇足とつぶやき:
  • 見込み違いで、構図を完全に失敗しました。
  • Mamiya Apo sekorの中心像と周辺像を載せておきます。

    f:id:snct-astro:20181004182706p:plain
    APS-CでのISO1600,180secの撮って出し画像です。星像が円形にならず少し歪みます。でも強拡大しない限りわからないくらいで、そのほかのシャープさや、周辺減光と収差の小ささなど、ほんとこれ素晴らしいです。

  • KenkoSkyMemoRの追尾精度はなかなかに素晴らしく、250mmのAPS-Cで180s露光でも歩どまり100%でした。これは嬉しい誤算。でも、SkyMemoの公称の追尾制度は300mmで15分なんですよね。それはさすがに・・・と思いますが。
  • このハート星雲は結構淡いので、それでも180secでは露光不足。次回は240secぐらいにしてみる。SkyMemoのノータッチでいけるはず。
  • 今回の撮影地は、加美町の「陶芸の森ゆーらんど」駐車場

    f:id:snct-astro:20181004215327p:plain
    前線の雲がかかる時は、晴れを求めて北や南に移動することが多い。南部の福島にはいろいろ良いところがあるけれど、仙台市以北のスポットは少ない。今回は新規開拓のために冒険してみました。空の暗さはやくらいガーデンと変わらず。窪地で湿気がたまりやすく、この日は野生の獣畜たちがあちらこちらで「ギャーン・ギャーン」とか鳴いていて、不気味でした。クマも出没するらしく、次回使うことはない。

  • 今年の秋冬は、このレンズでぎょしゃ座の周辺モザイクや、M45の周辺、カモメ星雲、オリオン座周辺などを撮影していきたいです。