天文はかせ序二段(仮)

天文はかせ序二段(仮)

仙台高専(旧・宮城高専)天文部の活動記録です

岩本彗星を撮影

13日の夜から14日にかけて、岩本さんが発見した岩本彗星(C/2018 Y1)の明るさがピークに達するという予報が出ていました。翌日の午前に休みをいただいて、撮影に行ってしまいました。V字のテイルを映し出すことができて、ひとまず満足。

Comet Iwamoto (C/2018 Y1)

Date: 14th, Feb. 2019
Location: Haramachi, Minami soma city, 
Camera: Canon EOS 60Da
Optics: Zeiss Apo-sonner 135mm F2(2.8)
Mount: Kenko SkyMemo R
Exposure: 150:17 (ISO1600)

覚書:

(あ)彗星核基準で合成して、星が流れている画像を作ってみると、どうも星が途切れ途切れで見栄えがわるくボツにしました。それでよく行われる方法で、星が止まって見える合成写真を作りました。

  1. σ-κクリッピング彗星核基準スタックで恒星が消えた画像(彗星のみ画像)
  2. σ-κクリッピング恒星基準スタックで彗星が消えた画像(彗星のみ画像)

の2つを用意。彗星が露光時間帯の中心に位置する様に調整して、両者を比較明合成しました。この方法の欠点は、彗星のみ画像につよい縞状ノイズが残ることです。そのまま強調すると、かなり醜くなってしまいます。そこで比較明合成を行う前に、彗星のみ画像にかなり強烈なノイズ処理を行いました。彗星の像はもともとぼんやりしているので、ノイズ処理でディテールが潰れても、あまり見栄えが変わりません。

(い)本来ならば、自宅から車で50分のはやま湖にいくところ、最近は、一人であそこにいくのが嫌になってしまいました。どうも不気味で。それで今回は南相馬市馬事公苑ちかく、はらまちフラワーランドの道端で撮影しました。ここは市街を東に見下ろす高台に位置していて、視界がひらけているので嫌なストレスなく撮影できます。北から南東方向は十分に暗いです。

(う)月はほぼ上弦で、まだ月明の影響がのこる深夜の0時から撮影。はじめはISO1600の90秒露光でヒストグラムのピークが2/3に位置する悪コンディション。ところがそれから1時間くらいの間に、そらがみるみる暗くなり、星も増えてきました。月没と市街の照明が暗くなる時間が重なったためと思われます。最終的に150秒露光まで伸ばして、ピーク位置も1/2弱でした。だいたい背景の明るさが55%暗くなった計算です。空が暗いのはいいのですが、写真の背景レベルが時時刻刻変わってしまうのは、やりにくいですね。