天文はかせ幕下

ヒアデス、プレアデス、カリフォルニア

先月の27日にRASA11で撮影していたM31は、Lフィルターの入れ忘れなどあって、いまいちな結果。その横でほったらかし撮影していたおうし座付近の画像も、終始うす雲に邪魔されていて、その結果にはあまり期待していませんでした。

三連休に、ちまちまと画像処理していましたら、そこそこみられる結果になったので、ブログにアップいたしましょう。

Hyades, pleades and california

date: Oct. 27th, 2019

location: Kamiwari-saki, Miyagi, Japan

optics: Sigma 70mm Macro F2.8(F4)

camera: EOS6D

mount: Kenko skymemoR without auto guide

Exposure:ISO3200, 180sec. x 20flames + 180sec. x 12 flames, 2x1 moz

シグマの旧カミソリマクロを使った2枚モザイクです。うーん、モザイクの継ぎ目、ばれてしまうかな。モザイクの下半分の撮影では、薄雲の影響が終始あってスタック枚数が少なくなっています。上下の不均衡のせいで、これ以上分子運をあぶれなかったのですが、薄雲のソフトフィルター効果でヒアデス星団がちょっと印象的な感じにもなって、こういうのもありかなと思います

この旧カミソリは、カリカリにシャープな一方、ジャスピンでかなりの青ハロがでることでも知られています。この撮影では、若干ピントをずらしてハロを抑えつつ、Starnet++の星消し画像から生成した「星だけ画像」に強めのハロ処理を加えて、星消し画像に重ねるという手法で、きれいに青ハロを処理できました。ただ、青ハロ処理はあまり強くやりすぎると、青い星が白くなってしまうので、その辺はすこし気を使うところです。ある程度は青ハロを生かして、青い星を強調するのもありか?