天文はかせ幕下

レンズの発掘

わが天文部は最近こそすたれているものの、約15年ほど前には、熱心な活動が行われていたようである。というのも、屋上の天体ドームには、古いタカハシの屈折望遠鏡や、用途のわからない数10種のフィルター、各種アダプタなどが埃をかぶっていて、我々は全く使いこなせないでいる。

しかし平成3年に購入されたと見られるニコンのレンズ

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 はぜひとも使いこなさなければならない。ウェブで調べてみると、とくに左のレンズは、「イチニッパ」の愛称で知られており、かなりの高級品のようだ。内側のレンズに若干のカビがはえている・・・。まあ、ともかくこれで撮影してみよう、そうしよう。肝心のNikonのカメラが無いので、知り合いに借りてきました。

そこで、自宅の庭先にslikの三脚を添え、ポータブル赤道義skyMemoRを装着。やや重量オーバーな感があるが、強引にカメラとレンズを装着。300mmという画角的にM36とM38を撮影しました。

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NikonD7100、NikkorED300mmF2.8、5秒露光x10枚、ISO1600

NGC1907もM38の隣に確認できます。レンズのカビは気にならず、このレベルの撮影であれば十分使えそうです。

ほかに、M81も撮りましたが、ひどい出来なので再挑戦。超新星はかろうじてカメラの液晶ディスプレイ越しに確認できました