天文はかせ幕下

ε200ピント合わず

秋も深まって暗くなる時間が早まり、放課後に観測をする我々にとっては活動のしやすい季節です。ε200の光軸も十分に追い込んだと思われるので、そろそろ(発掘後の)ファーストライトをしてみたいと思います。

GPV気象予報などをみると、今夜は雨の心配はほとんどなさそう。そこで夕刻の明るいうちに望遠鏡をセットして放置。深夜にやってきて撮影、翌日片付けというスケジュールを立てました。夏に買った光害カットフィルターや、手動ガイドなど試したいことは山積みです。

ピントが合いません・・・

そして、深夜。街明かりも落ちて、空は適度に暗いです。気温のほども3℃。

ε200は焦点距離が800mmと比較的に短いので、大きく広がっていて導入しやすいオリオン大星雲を撮影します。がしかし、ピントが合わない。以前にも書きましたが、望遠鏡とカメラは

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と いうように、接続しています(一番左のリングが補正レンズに連結)。しかしピント調節機構の可動範囲内で、焦点がまったく合いませんでした。どうやらカメラが遠すぎるようです。

しかたなく、今夜はε200をあきらめ、MT200での撮影に切り替えました。

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M42&M43 11月18日23:00 宮城県名取市
MT-200&NJP赤道儀 CanonEOSKissX5 直焦点撮影  光害カットフィルター使用
ISO1600 120秒露光x15枚

MT-200の焦点距離は1200mmで、構図的にいっぱいいっぱいであまりよくないですね。でも120秒露光は、これまでに撮影したなかで最長であり、細部もよく映ったなーと思います。そういえば1年ほど前に、meadeのシュミカセで撮ったオリオン大星雲が

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こんなでしたからね。進歩はしました。