天文はかせ幕下

久しぶりの撮影

4月に入って慌ただしい日々。気がつけばそろそろ5月の連休です。新月期は良く晴れていましたが、夜になるとなぜか雲が広がるひびで何も出来ませんでした。ひどいと霧に包まれます。

NGC4565

そんな月末の土曜日、漸く晴れました。Needle Galaxyを撮影してみました。自身はじめてのNGCカタログの天体です。導入に苦労するかなと予想してましたが、意外に簡単でした。かみのけ座のγ星周辺の特徴的な星の集まりが肉眼でもうっすらと見え、そこを手かがりにするとすぐ見つかります。

我々の銀河系を真横から見るとこんな感じ、などと良く言われます。きっと、ほぼ必ずこの銀河の中にも、我々と同じような知的な生命がいるのでしょうね。だとしたら、その星ではどんな歴史が繰り広げられているのだろう。また宇宙人達はどんなふうに喜んだり悲しんだりしながら生きているのだろうかなと想像します。

このNGC4565は、我々の銀河の天頂方向に位置しています。もしそんな宇宙人達が我々の銀河を撮影しているとしたら、その姿はちょうどM101のようにみえているはずです。

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NGC4565  2015年4月26日2:00 Canon EOSKissX5 ISO800 直焦点撮影 240秒x12枚 
MT200 on NJP赤道儀 ノータッチガイド。

極軸をただしくセットできるようになって、4分露光でもノータッチガイドできています。ただ今回は15枚撮影したうち数枚が流れていました。風が吹いたのか、それともどこかに締め付けが緩いところがあって、ガイドしているうちに何かが「カタッ」と動いたのか.ISO感度はもうすこし高くしても良いのかも知れない。