天文はかせ幕下

仙台市天文台にて観測をしました。

仙台市天文台には口径が1.3mの「ひとみ望遠鏡」があります。ふつうは観望会などで、覗かせてもらえるだけの望遠鏡ですが、ちゃんとした観測提案書を提出して採択されると、使わせてもらえます。

今回、東北学院大の先生方と協力して「撮像観測による惑星状星雲の系統的探索」なるタイトルの提案書を提出し、採択されました。目的としては、M57,M27,M97NGC7293...といった夏の時期に観測できる惑星状星雲を片っ端からひとみ望遠鏡で撮影し、中心の白色矮星のスペクトルを測定して分類するといった内容です。

10日と11日の二日間望遠鏡を使わせていただきました。

30mm*60mmのとても大きいCCDチップが液体窒素で−80度ちかくまで冷やされて、1.3mの望遠鏡に据え付けられています。こんかいはそれを使って撮影しました。アマチュアからすれば信じられないような環境です。今回の観測は「きれいな写真を撮る」ことが目的ではないので、得られた像がどうなのかわかりませんが、近いうちにここで紹介します。

観測の様子はこちらです。

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