数年前、月によるアルデバラン食を観測して以来、すっかり掩蔽観測から遠ざかっていました。しかしいろいろと準備はしてきていました。我々はこれから今夜、HIP67533の接食*1を観測しにいってきます。
今回、接食が観測できるのは宮城県相馬市と新潟県村山市を結んだ線分上の付近。隠される星は7.3等級です。
相馬充さんのホームページのデータ「接食予報」を参考しにて、観測地点を次のように決定しました。めざすは3D3R*2です。
観測地点は、地図直線上のそこらの道ばたなどです。接食観測で難しいのは、そういったところで0.1秒精度の正確な時刻をいかにして得て、それを観測データ(映像など)に反映させるかです。今回、実は新機材による秘策があります。上手く観測ができたら、天文ガイドに紹介記事を投稿しようかなと思ってます。晴れてクレー
報告
晴れました。 今回はε200と以前ヤフオクで落としたまんま眠っていたvixenの屈折望遠鏡(F14)をつかって上の地図の2箇所で動画撮影をしました。結果的にvixen班の方は像が暗すぎて何にも映りませんでした。しかし、ε200はさすがF4だけあってしっかり目的の星を映し出してくれました。掩蔽は2回観測できました。いわゆる2D2Rですね。
撮影場所:北緯37°49’20” 東経140°58’1” 標高2m
掩蔽1: 3h14m48.3s->14m56.0s
掩蔽2: 3h15m46.5s->15m48.8s
2017年1月20日 3:14~3:16
canonEOSKissX7i ISO6400 24fps シャッタースピード1/24秒
タカハシε200 on NJP赤道儀 ノータッチガイド
反省点: