天文はかせ幕下

カリフォルニア星雲

 

顧問です。

先日の観測では、スズリョウが135mmのレンズを使っていくつかの対象を撮影するつもりでした。しかし顧問は、彼の撮影のためのタイマー付きのレリーズを忘れてしまいました。普通だったらそんな顧問に悪態をつき、車内でふて寝するところです。しかし彼はやる気が違います。シャッター機能しかないこのレリーズ

Canon リモートスイッチRS-60E3

Canon リモートスイッチRS-60E3

 

を使って、カメラに張り付いて80秒の露光をひたすら繰り返しましたのです。その回数およそ100回。2時間半近くも立ちっぱなしで撮影を続けました。いやーすばらしいい根性です。

しかしその後、このブログに画像がアップされません。どうやらあまり処理が上手くいかなかったようです。

「あー、だみだ。ていうかピント合ってないんじゃね?」

という感じで敗亡し、投げ出してしまったのでしょうか。休日、暇を持て余した顧問は、彼が撮影した画像を見直してみました。

「案外いけているのではなかろうか」

と思って、処理してみました。

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2017年10月25日  NGC1499 カリフォルニア星雲
新改造EOSKISSX5 ISO3200 
Apo Sonner 135mm F2(->F2.8), on スカイメモR ノータッチガイド
露光:80sec x 31
DSSでフラット・ダーク処理、平均加算後、Digital photo prof4でトーンカーブ調整、色調整、flatAideProでスターシャープ処理、カブリ補正、フラット補正。