天文はかせ幕下

M106、1年3ヶ月ぶり2回目

4月に入って、新入部員も数人ほど天文部へ入部してきそうです。今月もそろそろ月が大きい時期に入ってきて、観測は難しくなりました。5月の上旬には、白石蔵王スキー場あたりに、部員たちを連れて観望会でもと思っております。

そんな週末、2年生部員のハタナカを連れて、はやま湖へ出かけてきました。顧問の自家用車に機材を積み込んで、19時30分ころ出発。9時まえに到着した頃はまだ月明かりの影響が強かったものの、機材をセッティングしてアライメントなどを終えることには、すっかり月も沈んでしまいました。天頂付近にあったM106銀河を撮影しました。

M106hyb_ps

2018/4/20  M106
カメラ:Canon 60Da 
鏡筒:MT-200 1200mm F6
露光:ISO1600 360sec x 17
マウント:NJP赤道儀 PHD2で自動ガイド
画像処理:DSSでフラット・スタック処理。PhotoShopでレタッチ

6分の露光でヒストグラムのピークは1/4弱ですこし露光不足でした。前回オートガイドで失敗していたので、これ以上露光をのばす勇気がなく、結果的に露光不足でした。480秒くらいまで伸ばしたいですね。

その他独り言:

・相変わらず星の色があまり出ません。対策としてFlatAIdeProの飽和復元合成を試してみたいのですが、長時間露光画像と短時間露光画像の位置合わせが、手元の環境でできません。DSSでやる方法はないものだろうか?

・朝夜の気温差が大きいこの時期、温度変化の影響で撮影中にピントがずれます。バーティマスクの回折パターンが中心線がズレる方向と、ドローチューブの移動方向の関係を覚えておけば、ピントの再調整がしやすいことに気づきました。次回から実践します。

北極星に近い対象を撮影するときは、赤緯のガイドを切っても良い?

画像再処理 

上の画像ですが、全体的に星が暗すぎるようなので、もう少し強調して再処理しました。いくらかマシになったか?

M106_selected_dss