天文はかせ幕下

木星が歳差運動?

昨日(6月7日)撮影していた木星、18分間の短い時間間隔ながら時点の様子がわかるgifアニメを作って見ました。

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あれって思ったのは、なんか”味噌すり運動”してますね。そんなバカなとおもってよく見ると、右上にうっすら写っている衛星も一緒に時計回りに回転しています。そうだ、MeadeのLX200は経緯台だから、追尾とともに視野が回転するのを忘れていました。

すると困ったことになります。

近い将来に導入予定の、RGBフィルターでの3色合成。その際に必要になるDerotation処理*1が難しくなるのじゃないだろうか?困りました。

*1:ご覧の通り木星の自転は早いので、R画像、G画像・・・と悠長に撮影しているうちにどんどん回転してしまう。そこで、木星の模様を画像処理で逆回転させて合成するのをDerotation処理と呼ぶそう。ごく最近知った。ほんとこの分野は発展がめざましい