9月の初めのこと。
顧問は睡眠中に"APO Sekor 250mm F4.5"というカメラレンズをヤフオクで買う夢を見て、目がさめると同じレンズが机の上に置いてあった。摩訶不思議の力で夢が現出したのか?それともレム睡眠行動障害なのか?
とまれ、レンズは手元にあるのですから、しげしげ観察して見ます。するといろんな点が奇妙です。まずピントリングがありません。その代わりレンズ内にシャッター機構が入っていて、いろいろ弄っていたらレンズ単独で「パシャ」とシャッターが切れたりします。訳がわからない感じです。「はっ?」という感じです。
Amazon検索によれば、このレンズをEOSマウントに接続するアダプターが、Fotdioxという会社から販売されているようです。そのマウントアダプターにピントリングが備わっているみたい。少々お高いそれをなんとか手に入れて撮影機材を組み立てました。
マウントアダプタには三脚座が付いています。ところが、これ単独で三脚固定をするとレンズの自重でアダプタのピント機構が明らかに撓(たわ)みます。リングの回転もかなり渋くなってしまう。あかんので、余っていたVixenのφ90mm鏡筒バンドをレンズの胴に据え付け、写真のように2点支持にしました*1。三脚座と鏡筒バンドのベースの高さはちょうど10mmずれています。工場に余っているアルミ板の廃材を矩形に切って、スペーサーとして挟みんで、アリガタに取り付けました。
ピントリングを動かすとアダプタの全長が伸び縮みする仕組みになっています。そこで、鏡筒バンドの締め付けネジを緩めた状態でピント調整して、ネジを閉めて固定する形をとりました。
スカイメモRでもなんとか運用できそうです。
*1:Vixenの鏡筒バンドは、くわっと力を入れて強引に押し広げ、レンズに装着しています。また元々は白で、色合い的にかっこ悪いので黒に塗装しました。