20日の夜、およそ25時の月の入りをまって「はやま湖」に撮影に行ってきました。
夕刻に雷を伴う驟雨があって、夜は快晴の予報。ところが、湖周辺は霧が立ち込めていました。唯でさえ不気味なこの場所。霧のせいでさらに薄気味悪く、理学部を出た私も「うわー幽霊でそう」と怖くなってきました。いつもの撮影場所は霧の範囲から外れていてなんとか撮影を開始。もちろん一人でした。
まもなく天文薄明という頃、警察のかたが巡回してきました。職務質問のあと、一緒にオリオン座流星群を観測しました。
私:「あ、流れた!」
警官:「すわ。見逃したっ!」
なんてお決まり会話。カメラを取り外したε200でオリオン大星雲とボーデの銀河を観望してもらいました。天体に対して非常に好奇心旺盛なお巡りさんで、下手したら我々の部員以上だったかもしれません。
M77, NGC1055 と くじら座δ星
鏡筒:タカハシε200
カメラ:EOS60Da
赤道儀:タカハシNJP, PHD2ガイド
露光:300s(ISO1600)x10+300s(ISO800)x5+20sec(ISO400)x5 BackyardEOSとPHD2の連携でディザリング,ダークなし。
画像処理:RStackerでフラット補正,PSで現像,DSSでスタック,PSとNikCollectionでレタッチ。
蛇足:
BackyardEOSとPHD2の連携でのディザリングを試してみたら、 あっさり動作してうまくいきました。ディザリングの効果と気温の関係でダーク引きもいらないので、この写真のようにいろんな露光データを単純にスタックできます。