天文はかせ幕下

オリオン大星雲M42,M43

2月になりました。天体写真の冬シーズンはオリオン大星雲を締めくくりにしようと思ってまして、ようやく撮影しました。いつものはやま湖にて。学生たちは来週から期末テストなので、顧問一人です。

M42はこの時期だと南中するのが20時くらい、ちょっと遅きに失したようです。高度がそんなに高くないので、日付が変わる前には南西側の丘の向こうに没してしまって、15枚しか確保できませんでした。先日のカモメ星雲の撮影と同じ過ちを犯しているではないか。

Orion Nebula

Date: 1st. Feb.. 2019, 21:30~
Location: Iidate, Fukushima
Camera: Canon 6D
Optics: Mamiya Apo Sekor 500mm F6
Exposure: 360sec. x 15(ISO3200)+ 90sec. x 5(ISO1600) + 20sec. x 5(ISO800)
Guide: Kenko SEII with PHD2, dithering

追記:あと1〜2時間くらい撮影できていたらなと後悔。来年は正月に撮影することにいたしましょう。あと、PHD2とBackyardEOSの連携でのディザリングは、移動の間隔が大きすぎて若干構図に影響してしまう。次回は半分以下に落とす。

ところで、この日は珍しくはやま湖が天体撮影の方々で賑わってました。いつもだと私とカノープスさんしか来ないのに。仙台からの若い方がいらしていて、立派な機材で撮影されてました。ちょっとしかお話しできませんでしたが、またどこかでお会いできるでしょう。

夜半を過ぎると、すっかり春の星座になって、単焦点では撮影対象がありません。雲も多くなってきて、まわりの方々はつぎつぎと撤収。顧問は一人残されました。しかしカノープスさんが帰った後なぜか晴れて*1、Nikkor85mmF2のテストを兼ねて、双子座の足元あたりの星団を撮影しました。その結果はまた次回。

 

*1:失礼ながら、このパターンは3回目。