天文はかせ幕下

今年度の目標:市民向け電視観望会を行います

本校の天文部のこれまでの活動は,各人がバラバラにやりたいことをやっているという感じで,全体のまとまりとか目的意識が希薄でした。天文部の顧問であるワタクシが捻くれ者で「心一つに」とか「団結」といった運動部的な価値観が嫌いなせいか,それに共鳴して(?)集まって来てくれる部員たちもどこかヒネクレています。

しかし!

今後は,公共の福祉に寄与する活動をやっていくことになりました。

気がくるったわけではありません。なぜならば今年度,中谷医工計測技術振興財団から科学教育振興助成という助成金をいただくことになったからです。

あからさまな金額のはなしは,普通は控えさせていただくものでしょうが,どうせ公表されることですから申し上げます。1年間で約100万円です。期間は2年間なので,トータル200万弱の助成金をいただくことになります。

そのお金を利用して,市民向けの電視観望の天体観測会を行う体制を整えたいと思っています。

電視観望にこだわる理由:天文台などで行われる観望会では,大きな望遠鏡に長い行列ができて,ひとりがアイピースを覗ける時間は数秒に限られてしまう。淡い星雲が見えていたとしても,初心者にはよくわからなかってりしますが,「ほら,この部分が星雲だよ」と指差して教えて上げることもできません。こういった問題が電視観望なら一挙に解決できるのではと思っています。あと,赤い星雲も見れます。

必要になるのは,高感度のカメラと明るい光学系,適切な光害カットフィルターです。まずはCelestronのRASA 11inchの購入を検討中です。