以下の記事の続きになります;
当夜の夜空は透明度も良くてシンチレーションも良好ながら、時折強まる風のせいでM104の撮影時にはガイドが荒れまくり、
「なんでよー(泣」
と半ベソ状態でした。連夜の遠征で精神的な疲れも溜まっていて、長焦点は諦ようかと弱気になりましたが、一緒に観測していたカノープス氏に勧められてM101も撮ってみました。するとなぜかよく分からないけれども急にガイドが安定。風が吹いても歩どまり100%で星が点像になるではないですか。
どうも、シンチレーションや風以外に、赤道儀の体勢もガイドの精度に大きく影響するようです。「オートガイドは運ゲーム」と思っておいた方が精神衛生上良いのかもしれません。
M101
Date: 4th May 2019, 0:00~
Location: Miyagi, Zao
Camera: Canon 60Da
Optics: Takahashi MT-200 1200mm F6, MPCC Koma corrector
Exposure: 360sec. x 18(ISO3200)
Guide: Takahashi NJP with MGEN
これは結構「きたー」と言って良い映りではないかと自惚れています。いやー、撮影して良かったです。
しばらくしてカノープス氏も帰宅され、高専関係者だけでうだうだと撮影を続けました。
こんな記念写真も撮ってみました。左から、顧問ナガヒロ、A氏、ハタナカです。
天の川もだいぶん立ち上がって来て、そろそろ薄明となり、解散しました。顧問は、ハタナカを自宅まで送迎して疲れ果てましたけれど、おかげで帰り道にとても美しい阿武隈川の朝焼けを見ることができました。
それではまた(Sigma105mmArtでの撮影結果は、後日ご紹介いたします)