前回のあらすじ:
台風10号が列島に停滞する中、天文部の夏合宿の日程がやってきました。初日は浄土平まで移動するも霧でNG。夜半過ぎに訪れた数時間の晴れ間の中、すこしだけ観望しました。天気予報によると二日目は天気が回復しそうです
第二日目(昼)
翌朝は美しく晴れていました。
昨晩に前線の雲が南へ下がっていき、東北地方は秋の高気圧に覆われたようです。空気が乾燥してとてもさわやか。
顧問はダイニングでコーヒーをすすりながら、チリのパソコンにアクセスして昼間の撮影です。その様子を天文マニアのご主人に自慢したりして。
部員たちは2階の談話室でトランプしたりゲームをしたりで時間をつぶしていました
こんな風にして、寝不足で少し気怠い午前が過ぎていきます。
昼下がりには、温泉です(2回目)。硫黄の匂いがする酸性のお湯が最高です。
宿に戻って、まだ13時。夜まで特にすることはありません。そこで、カメラ好きの新入部員T君と野鳥を探しに森の中を散策しました。
こんな豊かなブナの森なのに、鳥の鳴き声はすれど姿は見えずで、特に成果なし。小さな蛇を見つけただけでした
第二日目(夜)
夕方にかけて徐々に雲が広がっていき、すっかり鉛色の空になってしまいました。ひとまず明るいうちに機材を設置。
夕食を済ませた後、ハイエースに戻ってウトウトと気持ちよく眠りました。そして目が覚めたらもう晴れていました。やったぜ。
まずは部員たちと電視観望です。
M27、北アメリカ星雲、網状星雲、ガーネットスター、M31などを皆で見ました。RASA11とASI2600MCでの電視はなかなか迫力があります。
しかしパソコン画面ばかり見ているのもアレですので、ほどほどに電視は切り上げ、実際の星空を観望しました。
2時ごろに急に雲が広がって、観望はお開きとなりました。今回は天候的にとても良い合宿になりました。
翌日、福島駅で解散しました。
次はツチンシャン・アトラス彗星を見に遠征できるとよいなと願っております