あと数年で齢50に達しようという顧問でありますが、最近密かに恐れていることがありまして、それは加齢による色彩感覚の低下です。念のために調べてみますと、ソースたくさん見つかります
- GILBERT JG. Age changes in color matching. J Gerontol. 1957 Apr;12(2):210
- Ohta Y, Kato H. Color perception changes with age: test results by P-N anomaloscope. Mod Probl Ophthalmol. 1976;17:345-2.
- 佐藤千穂. 加齢に伴う色の見えの変化. 照明学会誌, 1998, 82.8: 530-537.
ChatGPTで要約しただけでソースを全て読んだ訳ではないですが、感覚の低下は50歳くらいから進行するみたいで、あなおそろし。
年齢とともに視力も衰えるのは「それはそうだよね、仕方ないよね」ってことではあります。ですが、歳をとるにつれて知らず知らずのうちに天体写真が厚化粧(=彩度上げすぎ)なんてなことになったら、それは嫌であるよなあ、と思うわけです。
そういった事態を防ぐためにはTwitterなどのSNSをフルに利用。若い方々の天体写真をよく見て学び、自分の作と比較するのが良さそうに思えます。ですがこれはダメで、そもそも若者の適切なカラーリングと、自分の彩度上げすぎ作品が同じく見えてしまうのが、「感覚の低下」なのでした。
なので、画像全体の彩度を客観的に評価できる指標、たとえば彩度のヒストグラムみたいなものがあったらいいよね、と思う訳です。
と、ここまで書いておいて顧問は絶望。今思い出した!何年か前に同じことを書いているじゃないか。
まったく色彩の感覚がどーのこーの言う以前に、はやくも脳みそが衰えているようで話にならない感じですが、このリンクで紹介した彩度のヒストグラムを使って、今後は自分の作品を反省していこうと思っている次第です。おわり。