天文はかせ幕下

仙台高専天文部の顧問が、日々の天文活動や天文情報を綴っています。
本を出版しました!→PixInsightの使い方[応用編]

浜吉田で観望会(2回目)

少し前の話。

先月、6月28日の土曜日に天文部で観望会をしました。近くてそこそこ暗い、吉田浜の海岸近くの謎の駐車場が会場です*1

浜吉田の駐車場にて

梅雨時期の開催で、日程も適当に決めていたのにも関わらず、晴れました。最近の天文部は天候に恵まれています。顧問は撮影はせず、部員と軽く電視観望したり、写真にも写っている25cmのドブソニアンで銀河・星雲を見たりしていました。

その中で特筆だったのが、網状星雲。Dual band Passフィルターを取り付けたらかなりはっきり見えて驚きました。暗い空で見るM33くらいには見えていたと思います。撮影用のフィルターを眼視に使うって発想がそもそも無かったんですが、普段から眼視観望されている方にとってはアタリマエなのかな。

部員のT君と「すげー」って喜び合いつつ、顧問は、30年前のことを想い出していました。

当時、所属していた沼津高専の天文同好会で、八ヶ岳で行われた星まつりに連れて行ってもらったことがありました。たまたま近くにいらしたおじさまに、50cmくらいのドブソニアンで、いろいろ見せてもらっていたのです。あまりに良く見える素晴らしい望遠鏡に感動し、無知だった顧問は

「北アメリカ星雲が見たい」

とお願いしました。おじさまは「あれは肉眼じゃ見えないんだよねえ」と言いつつ、接眼部に良く分からないフィルターを付けてくれました。すると、ぼんやりとグレーの星雲が見事に見えて、その時の驚きを今でも新鮮に思い出します。

あのおじさま誰だったのかなあ。ひょっとして今でもSNS界隈にいらして、つながっていたりして。

下のツリーのような展開になったら面白いのですけどね。なかなかこういう偶然はないでしょうね。

おわり

 

*1:「吉田浜」は宮城県山元町の沿岸の地名です。最寄り駅はJR常磐線の「浜吉田」。本題から盛大に外れますが、なぜ駅名では「浜」の字が先頭に来ているのでしょうか?
なにかのチームの名を、「●●チーム」ではなく「チーム●●」ということがあります。この逆転した呼び方は、自分はとんねるずの番組で初めて聞いた記憶があります。「チーム石橋」とか言って。これは欧米ででそう呼ぶのだそうですね。すると、「吉田浜」のイタリア風の呼び方が「浜吉田」なのではないでしょうか。漂流して流れ着いたイタリア人がこのへんに住んでいたのかも