天文はかせ幕下

仙台高専天文部の顧問が、日々の天文活動や天文情報を綴っています。
本を出版しました!→PixInsightの使い方[応用編]

2025年の天文活動まとめ

私は今年、どんな天文活動をしたのか?撮影した天体写真を交えながら振り返ってみます

2025年の活動

1,新年は星沼合宿でスタート

1月に茨城県の花立山で2泊3日、星沼会の合宿をしました。これは今年だったのですねえ。

運よく両日とも晴れて、この時に撮影したカタツムリ星雲はお気に入りの結果の一つです。

IC1269 Dreyer's nebula

2,口径と分解能の関係を調べました

シーイングが悪い場合、望遠鏡の口径を大きくしても分解能は基本的に上がらないってはなしを、かなり詳しく調べて記事にしました。

これは、あるていど皆様からの反響を頂けて、良かったと思っております

3,自宅庭で撮った銀河が良い出来だった

SQM20程度の光害地である自宅で、M66を撮影しました。ASI2600MMに35㎜のLRGBフィルターを使用しており、こんな風にケラレた画像なんですが、真ん中しか使わないからいいやって感じで撮影してます。

結果はこうでした。光害地でも露光を重ねれば良い結果が得られることを実感しました。

M66 from my backyard

4,PixInsightの使い方[応用編]を出版!

10月には本を出版しました。これが今年のハイライトだったなと思います。出版後は各所から講演の依頼が殺到。。。ということは全くないのですが、年末になってもそこそこのペースで売り上げがあり、嬉しく思っています。黒字化も達成しました

5,デュアルナローフィルターとモノクロカメラ撮影方法を工夫

通常カラーカメラに取り付けるデュアルナローバンドフィルターをモノクロカメラに取り付けて一晩で効率よく露光する方法を工夫して、撮影したりもしました。

光子を集める効率が良くなる理屈はこんな感じです(実際には、一晩のうち半分くらいをモノクロカメラで、残りの半分をカラーカメラで撮影します)

6,神割崎で撮影したオリオン大星雲をパネルに

11月に撮影したM42の結果が気に入って、2年ぶりのパネル作成をしました。第一位のメジャー構図ですが、これが2025年撮影で最もお気に入りの結果になりました。

チリリモートのリザルトランキング!

いっぽうでチリリモートでも色々撮影しました。こちらは自己評価ランキングを付けてみました。

第3位!「NGC300のO3領域」

NGC300 Ha and O3 added

第2位!「しっちゃかめっちゃか銀河」

NGC1333

そして第一位!「NGC3521!」

NGC3521

全部銀河になってしまいましたが、焦点距離が1120mmでフォーサーズセンサーなので、そうなるよねって結果でした。

まとめ

これを書いている現在は大みそかの19時過ぎです。年が明けないうちにアップしなければ、って急ぎ足で文章を書いております。

正直に言うと、マンネリ化を感じている天体写真撮影の趣味、こうして書き出してみるとことしも精力的に活動したなあと感じます。自分をほめても良いくらいでしょう。

それでは皆様良いお年を!

 

サムネ用写真