天文はかせ幕下

ε200で、M81とM82

悪天候が続く中、つかの間の安定した晴れ間を使って、ε200を使って撮影をしてみました。まずは夕刻の明るいうちに赤道儀と望遠鏡をセット、17時すぎには星が出るので北極星を使って極軸を合わせます。

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この、黄色い姿がとってもいいですね。少々心配なのは、赤道儀が重すぎてほんの10m運ぶだけでも非常に腰が危ないことです。天文部も筋トレを取り入れないとならないかもしれません。

いつもの通り、22時頃学校に戻ってきて撮影開始。気温は2℃と少し暖かめ。日没の頃に比べると空はだいぶん暗くなっています。とうぜん、赤道儀には自動導入機能はついていないので、自力でも比較的に導入しやすいM81とM82を撮影して見ました。北斗七星に近い北の空は、仙台市の明かりで霞んでいますが、ファインダー越しでもギリギリに両者の姿が確認できます。ISO800で2分半!

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M81M82 2014年12月19日0:10 Canon EOSKissX5 ISO800 光害カットフィルター使用150秒x16枚  ε200 on NJP赤道儀 ノータッチガイド。トリミング無し。

800mmF4はやっぱり明るくて、視野も広くていいですね。ただ、M81の腕を頑張って出そうとしたら、中心部が塗りつぶされた感じになってしまいました。本当は以前に購入したVixcenのGA4ガイドアダプターをつかって半自動ガイド(という呼び名でいいのか?)をするつもりでしたが、極軸を追い込めば、ノータッチでも5分くらい露出できそうです。 

 

ついでに欲張って、M42も撮影しました。1200mmのMT200とだいぶん画角が違うのですね。

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オリオン大星雲 2014年12月19日0:10 Canon EOSKissX5 ISO800 光害カットフィルター使用105秒x12枚  ε200 on NJP赤道儀 ノータッチガイド。トリミング無し。

ネット上で上手な方々の写真を見ると、もやもやした白い煙状のガスがもっと広がっているのですが、明るい中心部を白く飛ばさずに、暗いモヤモヤをどうやってさつえいしているのでしょう?難しいです。

でも楽しくなってきました。