2021-01-01から1年間の記事一覧
今冬に新たに導入した、SharpStarの15028HNT。APS-CセンサーのASI2600MC-Proを使って暗い空のしたで撮影した結果を に書いたところ、「フルサイズの結果を見たかった」とのコメントをいただきました。 ではEOS6Dとの組み合わせでバラ星雲あたりでも撮影して…
レナード彗星(C/2021 A1),今年を締めくくる楽しい彗星になりました。とくに近日点通過後,夕空に回ってからはバーストを繰り返して日替わりで尾の形が変化する目まぐるしさ。南半球の方々の凄まじい写真を見るにつけ我慢できず,北半球での夕空の低空の不…
天文リフレクションズの山口さん主催のこちらの忘年会に参加しました。 顧問は「だいこもん」という名で、1:14:43~しゃべっています。冒頭にけん玉披露してスベッたりしてます。 昨日の #天リフ超会議 大忘年会、出し物ハイライト。だいこもん様の華麗な「…
前置き 星沼会8名のうち、少なくとも2名は学校の教員であります。普段は学生/生徒を相手にしており、自らの行動が規範となるよう、日々精進しているとかいないとか? 「大人が本気で遊んでいる様子を見せるのは、よい教育ですな!」 とは、Haraメンバーの言…
前回の記事はコチラ: 星像テスト SharpStar 15028HNTの星像のテストを引き続きおこなっておりました。 EOS6Dでは周辺まで綺麗な点像が得られておりました。 EOS6D + 15028HNT ところが、APS-Cの2600mcで撮影してみますと、どうも結果が芳しくないのです。…
α7sでは、極端な暗所で高感度撮影をした場合、画面左側にアンプグローと呼ばれる熱カブリが目立ちます。それをDavinci Resolveの編集で除去する手法を説明します。 文章に書き起こすのが面倒でしたので、今回は動画にしました。拙いですが、どうぞご覧くださ…
この度、シュミットにて表題の鏡筒を購入しました!焦点距離420mm、F値2.8の反射望遠鏡です。 最近の天体写真撮影では、f=620mmのRASA11"とf=250mmのMamiya Apo-sekorが主力になっていました。二つの中間の焦点距離が欲しかったのです。そんな時、先日のサイ…
2021年で最も明るくなるであろうと予想されているレナード彗星(C/2021 A1)。11月はりょうけん座からかみのけ座の付近を移動しており、今後はクジラ銀河、球状星団M3などの近くを通過していきます。 ハイライトはM3とのコラボになるであろうことは把握しつ…
自宅撮影は楽しい。週末、PCの画面をWifiで飛ばし、PHDのガイドグラフを肴にリビングでビアやらホイスキーを飲むなんて、はは。とっても素晴らしい時間ですなあ ホイスキーなんぞ飲みながら、 pic.twitter.com/L40lJTzjwC — だいこもん (@pochomskii) 2021年…
2021年度、サイトロンジャパンの60周年記念天体写真コンテストにて、準大賞を受賞しました。天文ガイドや星ナビへの投稿も含めて、初めての入選で大きな賞をもらうことができて大変うれしいです。下が入選作品の発表サイトです 沼澤氏のコメントも、的を射て…
概要 センタリングチューブとセンタリングアイピースを使ったニュートン式反射の光軸調整について基本を確認しつつ、単純に斜鏡と主鏡のマークを中央に合わせただけでは光軸が正しくならないケースについて、顧問の経験をもとに2つの場合を考えます。一方は…
2013年からスタートした本ブログ、ふとこれまでの更新回数を各年でプロットしてみました。(2021年は11月と12月に同じペースで更新するとして外挿してます) 記事の99%以上は顧問が書いています。 2014年は物置からNJP赤道儀やε200が発掘されてに…
8月に「スカイパレスときわ」で合同撮影したみんなで、新しいグループを発足させました。 その名も「星沼会(ほしぬまかい)」です。 星沼会とは:星沼会は2021年8月の遠征を機に、それまでオンライン、オフラインで交流してきたメンバーで発足しました。遠…
天文部の活動日は、毎週木曜日。集まっても曇っていたりして、普段は特にやることはありません。 10月21日。今晩も、次回の遠征の計画でも練って解散するか。 そしたら 「オリオン座流星群を見ようかと思って」 ある部員が言いました。ウェザーニュース…
はじめに 星沼会のNiwa氏には「トラブルの帝王」と言われたり、「いつもガイドグラフばかり見ている(M&M氏)」とか、「動画の途中でドタバタが入るのが味(shuji氏)」など、すっかりズッコケキャラが定着してしまった顧問。全く不本意でありますね! 10…
date:2021-9-11, Location: Jodo-daira, Fukushima Optics: Mamiya Aposekor, 250mm F4.5, heuib II Filter camera: ASI294mc-pro exposure: 240s gain120 53flames coolong temp.: 0℃ 先月の浄土平遠征にて、スカイメモにmamiya Aposekorを載せて撮影してい…
せっかく寿命を削る思いで遠征しているのですから、1分でも長く露光したい。それが人情というものでございます。 10月4日の土曜日、そんな気持ちをグッとこらえて、神割崎で電視観望をしました。動画にまとめましたので是非ご覧ください。 CelestronのRASA11…
皆さんにとって、天体写真撮影の「聖地」はどこでしょうか? 先日、「土捨て場」の閉鎖で話題になったしらびそ高原はよく引き合いに出されます。ほかにも、天城高原やすさみ町、秋吉台や四国カルストなど、きっと地域ごとにそれぞれ特別な撮影地があるのだろ…
先月8月の遠征 の動画を、ぐらすのすちさんが動画にまとめてくれました。 www.youtube.com 考え抜いた編集で、天体写真撮影の楽しさがよく伝わる動画になっていると思います。顧問的には、よっちゃん氏の「天体写真遠征inあららぎ高原」、この動画は今まで何…
以下、”SNCR”は正しくは”SCNR”です はじめに 天体写真の彩度をもち上げたときに、暗部に緑色が浮いてくることがよくあります。 これはカラーカメラの色ノイズ、あるいは大気光が原因でなのですが、宇宙においては緑色をした天体はほとんど無いですから、この…
TwitterやFacebook上での皆々様との交流、顧問にとっては、欠くことのできない重要な要素です。 「SNSで知り合った知らない大人と、無暗に交流したりしないように」 と学生を窘めながら、自分はバンバンやってしまうという。まあ、教育とは常に自分を棚に上…
はじめに 素材 おおざっぱな処理過程 1.微光星だけを選択するマスク 2.Deconvolutionを適用 結果 結び 補遺:MLTで星マスクと作るときの基本的なこと はじめに 天体写真の星像をもとに、銀河や星雲の解像感を増すPixinsightのDeconvolution機能。これ…
我々天文部、オートガイドを取り入れたのは今から4年前、 天体写真撮影を始めてから4年が過ぎたころのことでした*1。 その時購入したはじめてのガイドカメラは、QHY5IIL。 最近、調子が悪かったのです。まずはガイド中の挙動が怪しくなり、先日の撮影では…
先日の蔵王遠征の動画をyoutubeにアップしておりましたので,こちらでも宣伝いたします。見てね。 youtu.be サムネ用
8月のはじめ、めっぽう暑いさかりのある夕暮れどき、ひとりの中年が、N市のせまくるしい自宅からおもてに出て、のろくさと、どこかためらいがちに、Z山のほうへ車を走らせた。 電網の天気予報は、いづれも今夜のM県が曇天であることを伝えていた。薄明後に…
スライディングルーフって、送料と設置費含めたら200万円くらいかな。それだったらCCA250と6200mmでも買ったほうがいいよなあ。それを両方手に入れちゃうすごい人もいるわけだけども、自分がまねしてしまうと老後破産なんてことになりかねない。いい方法…
正月は必ずやってくるけれど、梅雨明けが必ず来るは限りません。特に東北地方では、梅雨がそのまま秋雨に移行する最悪の夏があったりします。 というわけですので、「明けましておめでとうございます!」 このセリフは梅雨明けにこそふさわしい。本当に目出…
先日、「ぼちぼち星空眺めましょ」のタカsiさんから譲り受けたEOS6Dは、ミラーレス改造が施されています。つまりミラーボックスによるケラレを軽減するために、ボックス内にあるフリップミラーが物理的に取り除いてあります。 左がミラーを取り除いたボック…
お久しぶりのブログ更新は冒頭から自慢話になってしまい恐縮至極でありますが、AsrtoBinと呼ばれる海外のメジャーな天体写真投稿サイトがありまして、最近、そこにアップロードした拙作の写真二点が連続して"Top picks"(後述)に選ばれました。 上は、顧問…
平日の夜に遠出して、体力を削りながら写真撮影をしている。「いったいなんのために?」と問われれば、それは結局のところSNSで「いいね!」が欲しいだけなのかもしれない。 アホかーってお思いか。顧問は夢や理想を追うのをやめて幾年月のおじさん。そんな…