2020-01-01から1年間の記事一覧
くもじいじゃ。 下界の方では、新しい新型ウイルスというのが蔓延しているようで、そのせいか師走の週末も街はひっそりしとるのう。ふだんならシャンシャカとジングルベルが鳴っているはずの表通りも今年は静か。季節感を感じぬままに、あっという間に年の瀬…
少しづつ離れ始めた木星と土星を背景に,記念写真を撮りました。
したの写真は、顧問の自宅の本棚にある岩波書店版の「星の王子さま」です。 これを読んだのはだいぶん昔のことで、いまではその内容もほとんど忘れてしまいました。小さな星に住んでいた王子さまが地球にやってきて、主人公といろいろやりとりしたあと、また…
あらまし 解析の方法 全体の手続き 使用したソフトウェア・サイトなど 解析結果 誤差について あらまし じつは流れ星にあまり興味を持っていません 「いえ。流星って宇宙の塵芥が断熱圧縮で燃えてるだけですよね。ちょっと何が面白いのか分かりませんねぇ。…
21日の木星と土星の大接近。みかけで0.1度まで近づくのは400年ぶりとか800年ぶりなとどと言われております。貴重なイベントに際して,どういう写真を撮るのが一番楽しいかと考えてみますと,これはなかなか難しい問題です。 といいますのは今回の大…
先月の「11月快晴」の夜は、大気光が強かったようです。 当夜。そーなのかーさんの機材を前景に撮影したオリオン座の写真。低空で赤くうねうねと光っているのがそれです。冬の天の川と同じくらいの輝度で発光しています。 顧問は今年で天体写真撮影歴7年…
先日のソウル星雲をアップしたエントリーにて、nyancotanさんからコメントいただきました。 「C/2020 S3を撮影されたし。当方、高緯度地方在住により困難を極め、南方に住む爾ら若者に託す。次の満月までがラストチャンスぢゃ!うっ!うごふっ!!(意訳)」…
休日前 新月期 快晴。これらの条件が全て揃うのはどれほどの確率でしょうか? 計算はそんなに難しくありません:日本の平均快晴率が年間28日。年間休日数が120日。新月±5日とすると, つまり年間で2〜3日です。 なので,11月14日(土)の夜を「令和…
はじめに なぜ縮麺ノイズが出るのか? ではなぜ、固定ノイズが出るのか? 滑らかなフラット画像を得るには? 奇妙な事実 縮麺ノイズ私感 はじめに 天体写真の前処理(ダーク補正・フラット補正・スタッキング)を終えた画像に「縮麺ノイズ」と呼ばれるパタン…
11日の神割崎遠征、1年生たちは思い思いに観望していました、その一部始終は https://www.youtube.com/watch?v=H9wobEEG_W4&t=12s をご覧ください(改めて宣伝)。 いっぽう顧問は、Soul星雲(IC1848)と、オリオン座+C/2020 M3の星野写真を撮っていました…
先日,火曜日の夜に新一年生を6名連れて,神割崎に行ってきました。その時の様子を動画にまとめましたのでご笑覧くださいませ。 撮影&電視観望遠征 @ 宮城県神割崎
先日の栗駒山遠征で撮影していたM45です。 Date: 2020-10-18 3:12(JST)~Camera: ASI294MC-pro(-10deg.)Optics: Celestron RASA 11", heuibII filterMount: iOptron CEM70G with iGuiderExposure: (180sec.+30sec.+10sec) x 10 flames (gain 120)Processing: …
先日の栗駒山遠征にて、sigmaFpを使ってタイムラプスを撮っていました。撮影結果とも組み合わせてこんな動画を作ってみました。 アンドロメダ銀河の天体写真撮影&タイムラプス twitterで紹介したら、思いの外皆様の反応がよろしくて、顧問は気を良くしまし…
対策すれば,人が集まるイベントも小規模ならできるようになってきました。23日の夕刻は,学内で電視観望会を企画しました。 会場からみた東の空。普段施錠されている5階建て校舎の屋上。星に興味がなくても「屋上に登ってみたい」という気持ちによる集客が…
秋が深まってきました。 10月17日の夕方。北西から南東へ向かって前線の雲が後退し、晴れ間が広がる予報です。このパターンは鉄板である。そう信じて宮城県北端の遠征スポット「いわかがみ平」へ出かけました。今夜は新月です。 いわかがみ平は栗駒山の登山…
このブログは,仙台高専天文部のブログでありまして,仙台高専天文部顧問のブログではありません。 9月にはいってからCloudy Nighitがつづいていました。気がつけば秋も深まる10月後半。ようやくチラチラと晴れ間が訪れるようになりました。本日は,部員のみ…
前回のエントリ に引き続き,今回は「対数現像」をPixelMathで真似してみます(「再現」と書かないのは,対数現像の中身がわからないため。本当に一致しているかの確証はないです)。ではまいりましょう 対数現像とは Log Stretch Pixinsightで「対数現像」…
ステライメージ(SI)に実装されている「デジタル現像」処理は,もともとは岡野邦彦氏が考案された手法です。 その詳細はたとえば映像情報メディア学会誌vol.57, No2. pp203 (2003)などに公開されています。当時はまだ,CCDカメラがフィルムに劣っていた時代…
月が明るいときは、惑星を撮影します。 6日に最接近した火星を撮りました。 Date: 2020-10-6 22:48~Camera: ASI174mmOptics: Meade Lx-200-30 F10 Kasai 2x Barlow, Baader LRGB FilterExposure: gain200, L:6msec x 15000f, RGB 12msec. x 6000f, 処理:Aut…
我々の部にて、昨年度に購入したCelestronのRASA 11"。ハマれば素晴らしい性能ながら、性質はじゃじゃ馬。大きさ・重さ・シビアなピント、どれをとっても一級品です。顧問もまともな撮影が出来るまでに1年はかかりましたし、今でも失敗します。 国内で、こ…
序(準備状況) 破(破滅的トラブルとそのリカバリ) 急(急場をしのいで・・) 序(準備状況) ひと通り準備が整えてあった電視観望によるリモート観望会。連休の晴れ間を使ってようやくテストしました。使用機材は以下の通り カメラ:ZWOASI294mc、SONY α7…
序論 裏話 コントラストマスクの作成法 適用結果 (1)オメガ星雲・わし星雲付近 (2)干潟星雲付近 仕組みの説明とシメ 序論 まずは、次の写真をご覧ください: これは今春、kissX5と60Daをつかったツインシステムで撮影した天の川の中心部のモザイクです…
画像処理の技術はともかくとして、写真をみる目だけは年々肥えつづけているなあ、と感じます。数年前にとても満足していた完成画像も、今になって省みると歯牙にもかからない出来に見えてしまうのです。 この「肥えた目」が、天体写真撮影の趣味に数年間没入…
電子観望会にて、プレートソルブ で導入精度を高めつつプラネタリウムソフトから対象を指定して、スムースかつエレガントに自動導入ができるようにしたい。ということで、あれこれ調べた挙句: キャプチャソフト:SharpCap プレートソルバー:All sky plate …
くもじいじゃ。 今週,8月25日,26日の夜,MeteoBlueでは蔵王の雲抜けが期待できる予報じゃったの。記録のために実際の天気図を貼っておくぞ(気象庁ホームページから引用じゃ)。 まずは25日夜。SCWでは宮城県側に薄雲が張り出して山形が晴れる雲抜けの典型…
撮影記 終戦記念日のすぎた19日の水曜日。数日前から、移動性高気圧が列島を覆う予報が出ていました。前日の未明から始まった晴天をつかって、新赤道儀CEM70Gの最終動作チェックを済ませ、ちょっと寝不足気味のコンディションで、蔵王に向かったのでした。 …
概要 購入の経緯 開封の儀・外観など CEM70G赤道儀の特徴 改善して欲しい点 赤道儀本体を三脚座に取り付けるのが非常にやりづらい! iGuiderの視野が,鏡筒にケラれる場合がある 気に入った点 「ケーブルマネジメントシステム」最高!うどん地獄から開放! …
星に関係することなら,どんなこと好きかと問われれば勿論そんなことはありません。顧問の好みでは,ISS,プラネタリウム,そして流星群が興味の的から外れております。 その理由について,読者のみなさんが興味を持つかどうかわからないけれども:たとえばI…
子供を寝かしつけたあとの寝室にて夜9時過ぎ。窓ごしの隣家のうえに木星と土星が並んで見えています。一息ついて瞬きの様子を確認。うーん、ビール飲んで寝たい。 梅雨明けに衝を過ぎた木星の撮影のチャンスを伺っていました。ここ数日、シーイングのよい夜…
19日の日曜日の夜は、早い段階から山形・秋田での晴れ間が予報されていて、鬱憤の溜まっていた天文ファンがNEOWISE彗星のの撮影に押し寄せた様子でした。ある情報では、蔵王刈田岳山頂の駐車場は車でびっしりだったとか。 今回は自前の軽い機材を持って、…