中秋の名月には一日遅れですが、日没後に東の地平から昇ってきた月を撮影しました。今日の月の出は、17:15でした。
アンドロメダ銀河の撮影
こんにちは、すずりょうです。だいぶ涼しくなりましたね。この夏はそこまで気温も上がりませんでしたが笑
さて,おとといは福島県のはやま湖に行ってまいりました。はやま湖周辺は夜には街灯も消えるので、あたりは真っ暗で、星が奇麗に見えました。早速機材を出して撮影準備です。今回はmy kiss X7ではなく、顧問のX5(なにやら怪しい改造が施されているそうな...)を相棒に、撮影に挑みました。人数が少なかったので、カメラとスカイメモは独り占めさせていただきました( ̄▽ ̄)
2分間の撮影を30回弱ほどおこない、重ね合わせ処理をしました。M31を中心にM32やM110もちゃんと写っていますね。気象条件がとてもよく、最高の天体観測日和(夜空ですが)でした。
これからの時期は夜の冷え込みが一層増しますが、秋の夜長、ゆっくり星空を眺めてみるのもいいのでは。それでは今日はこの辺で。
M31と新星
我々の学校はもう夏休みは終わりましたが、それでもなぜか授業のない期間が今月いっぱい続いております。それでお天気がよいので、はやま湖に撮影に行きたくなってきました。
顧問は、いつも暇そうなABEを誘ってみました。しかし最近彼は蕎麦やうどんを給仕するアルバイトに頻繁に従事しており、なかなか誘いに乗ってきません。以前ならば、
「バイトなんぞドタキャンすればよい、そのための安い時給だ」と言えば
「そうですね。ウケケ」などとついてきたものですが最近は
「いやいや・・そういうわけには参りません。臨時雇いとはいえ、一定の社会的責任というものがあります。」
などと分別がついてしまいました。
そこでさらに輪をかけて暇な寮生たち(スズリョウ、サトウ、ノゾキド、初参加のDAIGO)を連れて出かけてきました。
最高の条件
当日は、完全な快晴で透明度も良く、天頂付近の星はまったく瞬いていないようでした。しかし、放射冷却で気温が下がり、これまでに経験のない結露に悩まされました。スズリョウはレンズにヒーターを巻いていたので、被害なしでしたが、ε200は斜鏡が完全に曇ってしまい、撮影中にカメラを外して、水分を拭きとらなければなりませんでした。焦りはつのり、そうするとガイドの精度もなぜか下がってきます。はじめは網状星雲を狙うつもりでしたが、明るい対象であるM31に切り替えました。2分露光で、枚数を稼いでみます。フードをはずして、鏡筒をうちわでパタパタ仰いでいると、結露があまり進行しないようでした。しかしこれは疲れるので、次回は乾燥空気をつかうことを考えてみます。
2017年9月25日 22:10-23:15 M31
canonEOS60Da センサー温度27~28℃
タカハシε200, on NJP赤道儀 ノータッチガイド
ISO3200 120sec x 33、ダーク25枚
DSSでフラット・ダーク処理、平均加算後、GIMPでレベル調整、色調整、DPPでノイズ処理。
APS-Cで800mmですと、構図がぎゅうぎゅう詰めになってしまいイマイチですが、よく写ってくれたと思います。先日の北アメリカとくらべると星が小さいのはシンチレーションとガイドの成功 度の差と思います。画面に見切れているM110にもわずかに暗黒帯があるのがわかります。
板垣氏の超新星
この時期ですと、世界中の人がM31を見たり撮影したりしているはずですが、有名な板垣さんが、そこに新星を発見していたそうです。なんと日本時間の昨日夕方頃に。上の写真にもその新星がちゃんと写っていました。ネガ反転して中心部を切り出してみました。
比較のために、2年前に栗駒山で撮影していたM31の同じ区画をみてみましょう。
ああ、星がないですねえ。板垣さんは本当にすごいです。
一人観測会
顧問です。そろそろ学校も後期の授業が始まり、忙しくなってまいります。そうなる前に撮影に行きたいものであるよなぁと思っていました。そんな火曜日は台風一過の好天に恵まれました。月謝100円で受信しているSCW気象予報をみて、雲から脱出するべく、北へ。岩手県の「まつるべスノーランド」まで行ってきました。
こんな感じの撮影風景です。当日GoogleMapで見つけた場所ですが、暗かったと思います。ただ近くに建物がありすこし明かりが漏れてくるし、南側には森と沢があって視界が狭まり、また湿気が高いみたいです。(我々の撮影では、なによりも風が大敵なので、すこし視界が狭いようなところの方が好都合)
薄明後に天頂にあるNGC7000(北アメリカ星雲)のクローズアップを撮影しました。
2017年9月19日 21:00-23:00 NCG7000("ケベック州"あたり)
canonEOS60Da センサー温度29℃くらい
タカハシε200, on NJP赤道儀 ノータッチガイド
ISO1600 240sec x 10、
DSSでフラット・ダーク処理、平均加算後、GIMPでレベル調整、色調整、DPPでノイズ処理。
このあと、アンドロメダの撮影にはいったところで雲が広がってきて撤収しました。
講評:そこそこ写ったかなという印象ですが、じつは初歩的なミスにより、ピントがズレています。かなり後悔しています。(MEMO: [Darkness]0と0 [Midtone]45と50 [Highlight]0と0 でフラット。)
プラネタ 投影実験
みなさんこんにちは一年のハタナカです。
4月に入部して…
僕 「レンズ式プラネタリウムを作りたいんです」
顧問 「ほうほう…」
僕 「 天文部の活動として作ってもいいですかねぇ」
顧問 「やってみたら?」
と、いうような感じでプラネタリウムを作り始めております。
その後顧問にこれ使ってみたら?と、言われたのはオーバーヘッドプロジェクターです。
なんと、4台!
その後仕組みもわからぬままプラネタメンバーで、解体開始、とりあえずレンズが手に入りました。
そしてふと思った「よくわからんけど、とりあえず投影すればいいかー」そんな感じで、てきとーに作ったのがこれです、
実験用投影機です、映るんですかねぇ、と半信半疑でライトをつけると…(ファーストライト?)
おお、映ってるではありませんか!
非常に狭い範囲しか投影できていませんが、投影には成功しました。
こんな感じでプラネタ製作を進めていきたいと思います、ちなみにこれは6月の進捗です、続きはまたの機会に…
ミサイル or 流星?
流星電波観測の解析は遅々として進んでいません。
今朝(9/15)北朝鮮からのミサイルでJアラートがなって、気分が悪かったですね。ニュースによると、今日の6:57に発射されたミサイルは7:04~07:06頃に日本の上空を通過して、7:16頃に太平洋に着水したとのことです。
ミサイルは金属製ですし、大気圏から脱出・再突入するときはある程度「電離層」が形成されるのかもしれず、電波観測に引っかかる可能性はなきにしもあらずです。
それで、今朝のデータをみてみたら、ちょっと驚いてしまいました
きっちりと同じ時間帯に、斜めのノイズが走っています。
こういうノイズは、数日に何回か良く現れるのでたまたま時間が一致した可能性は十分にあります。
低緯度オーロラ?
太陽のフレアが話題になってますが,
今日は天気が良いですし,ひょっとするとの可能性でオーロラが見えるかどうか,夕方に観測に行ってみようと思います。近くの,北の空が暗い場所を探し中です。
結果のご報告
いつものことではありますが,「急遽」遠征を計画して夕方に出発しました。それでもついてきてくれたのは,新入部員のコン君,ハタナカくん,ヒヨリくん。彼らは見込みがあります。
低緯度オーロラの観測のためには,北側の空が開けていて且つ十分に暗いことが必要です。宮城県内にはそういうところはあまり無く,結局昨夜は岩手県の衣川国見平スキー場というところまで行ってきました。
高速を飛ばして2時間ちょっと。現地に到着して,北側を撮影してみました。中心に北極星があることから分かる通り,真北の方向がうっすら赤く見えます。
撮影データ:
場所:岩手県奥州市 衣川国見平スキー場(標高586m)
時刻:2017/9/8 18:59
カメラ:EOS60Da
レンズ:Sigma 15mmF2.8 EX DG FISHEYE
フィルター:なし
ホワイトバランス:太陽光
ISO:800,6秒露光
明るさとコントラストのみ調整
顧問「なんか赤いね」
一年生「うーん,確かに赤いような・・。」
顧問「これはオーロラだね」
一年生「え? はあ,そうでしょうか?」
顧問「我々はオーロラの撮影に成功しました!」
一年生「夕焼けだと思うんですけど」
顧問「その懐疑的精神は立派ですね。では,薄明が消えるまでちょっと待ってみよう。おにぎりなど食べながら」
下は,同じ条件で撮影した1時間後の写真です。
時刻:2017/9/8 19:53
顧問「やっぱり赤いね」
一年生「赤く見えますね・・。」
顧問「これはオーロラだね」
一年生「・・・」
顧問「我々はオーロラの撮影に成功しました!」
一年生「町あかりだと思うんですけど」
というわけでこの後,赤いフィルターを使ってみたりといろいろやってみましたが,はっきりした姿は映っていませんでした。タイムラプスを作ってみても,上の赤色はただぼんやり光っているだけで,オーロラのように揺らめく姿は認められませんでした。
北海道でもいろいろな方が撮影に挑戦されていて,だれも成功していないところを見ると,日本での観測は残念ながら無理だったのかもしれません。