天文はかせ幕下

浮雲

昨夜は、はやま湖に出かけて青い馬星雲と呼ばれる淡い対象を狙いました。8分を15枚も撮ったのに、恨めしや。低空の薄い浮雲に気づかずに撮影を続けていて、自宅で確認したらほぼ全滅でしたね。良い経験になりました。今後、ああいった低空の視界不良には気をつけよう。

恨めしい浮雲と申せば、昨今はやりのクラウドファンディングというのがあります。日本語に訳すなら浮雲的資金調達とでもいうのでしょうか。

私の意見では日本人には「寄付・喜捨」という精神はあまりなくて、基本的には100円ショップとかドンキホーテとか安いものが大好き。イベントなんかでも、タダだと本当にたくさんの方が集まります。基本的には銭は出さない。その精神は蔓延していて、昨今のデフレの根本原因はこれかと。なので、クラウドファンディングなんて、日本では流行らないと思っていました。

そしてここから本題なんですが、私共天文部の学生有志が、プラネタリウム作製のためにクラウドファンディングを行なっています。顧問としては(上記のような拗ねた日本人感も手伝って)「無理だろ」と実は冷ややかに見ておったのですが、意外に集まるものなのですね。「私が間違っておりました」という感じです。

募集期間はあと26日だそうです(5月3日現在)もしご興味あれば

をのぞいて見てください。

下の写真は、学生たちがめざす「天文台」のロゴ、と自作のプラネタリウムの様子です

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