この土日、本校ではオープンキャンパスという中学生を呼び込むためのイベントがあり、天文部もPR活動を行いました。こんな活動をしてますよーとか、こんな写真が撮れるのですよーなどと。それを端から見ていた物理の教員に
「それでは、その惑星状星雲はどうして光っているのか?」
「天の川とはそもそも何なのよ?」
などという質問をされ、部員達はいびられていました。
さておき、梅雨の間に学校から「文化部応援予算」というのがどこからか支給され、ちょっとした買い物が出来ました。よかったじゃん、やったじゃん。
そのお金を使い、まずはPoleMasterというものを購入しました。
これは何かというと、赤道儀の極軸を合わせるための機材です。ただそれだけの機材なのです。しかしこれを我が部の主力であるNJP赤道儀に使えば、それはすばらしい追尾精度が期待できるはずです。あくまでオートガイドには手を出さないつもりです。
さらには、ポータブル赤道儀のスカイメモRにも、このpoleMasterを利用する方法を考えました(参考リンク)。そのためには、すこし機械工作が必要です。まずは旋盤をつかってこんな真鍮製のリングを作製。
これを下の写真のように、スカイメモRに取り付けます。かちゃ。
この穴に、PoleMasterがぴったりハマるようになっている分けです。全体像はこんな感じです。
極軸合わせの際には赤道儀の赤経軸を回転さす必要がありますが、スカイメモRのときは、真鍮リングの横ネジを緩めて、カメラを直接廻します。それでどのくらいの精度で極軸を併せられるか、近いうちに検証予定です。