上の環境省の取り組みに協力して、先日、名取市周辺の明るさ調査をしました。
もともと夏の観測期間が8月21日〜9月3日までだったのが、あいにくその時期は天候が悪かったせいか、追加観察期間が9月20日から10月3日までとなっています。撮影条件は、上のサイトに書かれていますが、あちらこちらに分散していて分かりにくいので、いかにまとめておきます:
- 撮影日時・時間帯:新月前後2週間の日の、日没後の1時間半〜3時間半の間
- カメラ設定:ISO800、30秒露光、長時間露光のノイズ低減Off、高感度撮影のノイズ低減On
- レンズ:焦点距離35mm前後、F値5.6
- カメラのセンサーサイズ:指定なし
- 撮影方法:MFで無限遠にピントを合わせた状態で、カメラを天頂へ向けて固定撮影。
撮影条件は結構厳しくて、天候も考慮するとなかなかチャンスがありませせん。カメラの設定も細かいですし、実質的に天体写真を趣味にしている人でないと、協力が難しいのじゃないかなという印象です。
撮影したデータはhttps://hoshizora.photoから、撮影場所のデータと一緒にアップロードする仕組みになっています。
さて、今回我々の部では、以下の7地点
にて測定を行いました。光街マップと重ねると
だいたいこんな感じ。
「学校のグラウンド」はもっとも市街地に近い場所。「地点1」は名取市と岩沼市のちょうど中間の市境で、双方の街明かりの影響が少ないところ。そこから西方向の山間部へ向かって、およそ1000m間隔で測定しました。
上の設定で撮影した写真を、PSのRaw現像で露光量を1.5にしてJPGに書き出したものを並べてみました。
地点1と地点6の間の距離は4キロほど。車でたった5分ほどの距離を離れただけで、ずいぶんと暗くなるものです。地点1に対して地点2が明るいのは、この交差点にコンビニとガゾリンスタンドがあるせいでしょう。
明るい対象の撮影であれば、それほど遠くに出かけなくても、撮影が可能なのかもしれません。