我々天文部、オートガイドを取り入れたのは今から4年前、
天体写真撮影を始めてから4年が過ぎたころのことでした*1。
その時購入したはじめてのガイドカメラは、QHY5IIL。
最近、調子が悪かったのです。まずはガイド中の挙動が怪しくなり、先日の撮影ではガイド信号を発信いていない様子。おかしいなと思って、昨晩テストしたら、PHD2から認識すらできなくなってしまいました。
引退ですね、今までどうもありがとう。今後はお守りとしてカメラバックに吊り下げておこうと思います。
そういえば今夏は、MGENカメラも突然死してしまい、まあこっちのオートガイダーにはさんざん苦労させられて、QHY5IILと比較して愛着はなく「二度とつかわん」という気持ちなんですけど、ともかくガイドカメラの世代交代が必要になっています。
これまでQHY5IILはSkyMemoRでお気楽撮影をするときに活躍していました。その後継は、オフアキやるとき以外は余っているQHY174mmに担ってもらおうと思います。
セットアップは以下の通り:
250mmのMamiya ApoSekorにフォーサーズの294mcです。
この組み合わせにサイトロンのIR720フィルターを取り付けて、自宅で撮影テストをしてみました。
自宅横の歩道に展開しています。最近設置されたLED街灯を避けるために街路樹の木陰に三脚を設置。怪しくてすみません。たまに犬の散歩で通る方は、びっくりされるようです。
妄想としては、撮影中に
「何をされているんですかあ?」
なんて話しかけられて見たいものです。
「はい、星の写真を少々。いまはアンドロメダ銀河を撮影しているんですよ」
「え?こんな街中で写るんですか?!」
「はい、いろいろ工夫すると案外きれいに映るんですよ。ほら今露光が終わりました」
Date:2021-08-19 1:17-3:02
Optics: Mamiya apo sekor 250mm F4.5, sightron IR720
Camera:ZWO ASI294mc-pro
Exposure: 240s x 26f, gain120
Temp: 0deg.
Guide: Kenko SkymemoR with PHD2 guiding
「え!すごーい。これがこんな小さなカメラで撮れるんですね。私もやってみたーい」
なんてやり取りを期待しているんですけど、実際そんなご近所さんは皆無です。
こちら撮影の様子ですが、たしかにこれは話しかけたくないですねー。
*1:ちなみに記事「はじめてのおーとがいど」を書いてくれた部員アベは、卒業後に東北地方の名門大学の大学院に進学、現在は起業をして
というサービスをはじめています。ご興味あればぜひ