天文はかせ幕下

令和3年4月星鍋報告、その2

前回のエントリにて、星鍋の様子を撮影した動画をご紹介しました。そのあと、ぐらすのすち氏(id:fornax)が同日の様子を違ったタッチの動画にまとめてくれましたので、ご紹介します。

ついでに我々の作成した動画ももう一度ご紹介

単純に自己満足で製作しているこんな動画、ご覧いただいた方々から「楽しそうですね」という感想をいただいていて、そう感じてもらえればある意味で天文普及につながるかもなと。というわけで次回作もご期待ください。

 

さてさて。今回顧問は、黒目銀河とその周辺の分子雲を撮影しました。

around M64 (stretched)

Date:2021-4-10
Location: Zao,Miyagi
Optics: RASA11"
camera ASI2600mc-pro
Exposure: 240s x50flames(gain 0)

イメージ通りの結果になりました。今回からCEM70Gのiguiderを使うのをやめて、コバンザメ式にQHY5L-IIを取り付けてガイドしていました。それが不安定な結果で、4分を90枚撮影して、40枚を捨てる羽目に。後から気づいたのはカメラのドライバを入れていなくて、汎用のQHYカメラのドライバが動いていたようです。どうりで、接続が不安定だったわけです。ようは準備不足なんです。

対象が西に傾いたあとは撮影をやめて、部員達と電視観望をしました。

f:id:snct-astro:20210418232454j:plain
そのときの様子。

暗い空の下でのRASA11”と2600mcによる電視はかなりすごいものがありました。1分程度の露光でで銀河・星雲がギンギンに見えてきます。以下は、8秒x10枚程度のライブスタックの結果をオートストレッチで処理したものです。

f:id:snct-astro:20210418233453p:plain

f:id:snct-astro:20210418233510p:plain

f:id:snct-astro:20210418233528p:plain

f:id:snct-astro:20210418233552p:plain

 これくらいの画像が、現場で見られるのですから驚きます。