今月14日の夜から翌日未明に極大を迎えたふたご座流星群。全国的に雲が広がる空模様のなか、宮城県の沿岸部は運良く雲が切れて晴れ間に恵まれました。当初から計画していた観測会は、参加人数が少なかったこともあり、ちょっと無理して神割崎まで出かけてきました。
その一部始終を動画にまとめました:
前評判通りに大当たりの夜でした。3名で分担し、20時から21時台で64個、22時から23時台で132個もの流星を数えることができました。2001年のしし座群を寝ぼけて見逃していた顧問としては、今まで見た中で最も数の多い流星群でした。
また今回、静止(停止)流星を撮影できたのも、大きな収穫の一つでした。
14日23時37分ころに、神割崎で写した静止流星、流星痕もわずかに写ってました。
— だいこもん (@pochomskii) 2023年12月15日
それほど明るい流星ではないですが、見かけの厚みがある分、ダストが目立ったのだとおもいます pic.twitter.com/evbRPL8O26
ちょうどカストルの脇で、ピカッと光っています。写りからして、2等級から1等級くらいの流星だったのだろうと思われまます。流星痕も20秒くらいにわたって見えていました。
静止流星がどのくらい希少なのかはよく理解していないのですが、同日の夜に天文楽者のRYOさんが、やはり静止流星を捉えていたそうです
今回の流星群くらいの発生数だと、観測の可能性はある程度高かったのだろうと思われます。それにしても「君にしか見えない流星」っていい表現ですね。
こちらサムネ用写真