遠征撮影では,限られた時間で以下に効率よく光子を集めることができるかがカギになります.
先日,カメラセンサーの受光量についての詳細な計算を,おののきももやすさんがTwitterで紹介されてました
物欲妄想Excelシートの一部を晒しです
— おののきももやす@意識を低く保つ (@tjm8874) 2022年12月18日
・130PHQ+6200は、80PHQ+2600の約1.5倍の価格で3倍近く強い、つまり大正解
・ASI461MMはコスパ悪いなこれは
・RASA11が強すぎる
・RASA9.25が出てフルサイズ使えたら欲しい
・20032PNTはよく考えたらHS11+2600MMより弱い
など色々と考えています…! pic.twitter.com/AIOgRXcUsm
RASA11+フルサイズカメラは頭一つ抜けて遠征撮影に有利とのことで,こもんが使っているのはAPS-CとRASAの組み合わせとはいえ,言い訳できないなあと.
そうはいっても,RASA11は扱いの難しい鏡筒です.F値が小さくてピントやスケアリングがシビアな上に,デカくて重い.細かな点では,対物側にカメラがくることで星の光条をきれいに整えるのが難しいのが泣き所です.
特に対策を施さないで撮影した場合は,こんな感じ:
そこで,下の写真のように疑似スパイダーと施したフードを取り付けて活用しています
それでもスパイダーが厳密に直角でなかったり,ケーブルがはみ出したりしてなかなか難しいです.ほんのわずかな角度のズレやケーブルのはみだしでも,光条が割れてしまいます.こんな風に:
今日は時間があったので,スパイダーを太く変更.さらに直角定規をつかって疑似スパイダーの角度を追い込んで,廊下でテストしてました.
うん,ようやく割れの無いきれいな星像を得ることができました.
年末,好天と無風に恵まれたら,馬頭星雲を撮りたいと思っております