天文はかせ幕下

ε200の周辺像で悩む

先日のアンドロメダ撮影(神割崎で2年ぶりのアンドロメダ - 天文はかせ幕下)での片ボケ事案。APS-Cで撮影しての中心と周辺像は以下のような様子でした。

これを見てみますと、星の伸び方が対象ですので、片ボケやスケアリングの問題ではなくてバックフォーカスの調整が原因だったようです。放射状に伸びているのは、補正レンズとセンサーの距離が近すぎることを意味するのでした

しかしです。ε-200の補正レンズのメタルバックフォーカスは59.8mmとのこと。これは確かにバッチリ合わせてあります。それでもこのように放射状の伸びが現れるのは、カタログ値が異なっているのか、それとも接続環のどこかに誤差があるのか(唯一測定で来ていないのは、ASI2600mc-proのフランジバック17.5mmなんですが、これは信用したいところ)。

ひとまず厚紙を挟んで、1mmほどバックフォーカスを伸ばしてみて、自宅の庭でテストしました。

星が少なくてスミマセン。若干は改善したでしょうか?

さらに、ピント合わせの星の位置を周辺1/2くらいのところに選んでやり直したのがコチラ

これで初めに比べると、だいぶん良くなったように見えます。それでもあと一息調整したいところはあって、あと0.5mmくらいはバックフォーカスを伸ばしてもいいのかもしれません。