顧問は学生を卒業して給料をもらうようになったのが、27歳のころと比較的おそくって、それで働くようになって初めに気づいたのが
「あー、『社会人』になると友達いなくなるのだなあ」
てことでした。これは顧問の人間性の問題もあるかもなんですが、学生のころのように暇な時間が少なくなることや、職場の知り合いとはプライベートな付き合いに発展しにくいことなどが原因だと思います。みなさんはどうでしょうか?
ところが30代も後半に入ったころに天文の趣味を始めましたところ、特に意図していたわけではないのに学生のころのように気の置けない友人たちが一人、二人と増えていきました。これは本当によかったなあと思っています
そんな仲間がいっぱいいる星沼会。メンバーが集まる合宿は、前回1月の冬合宿に続いて今年2回目。ちょっとやりすぎではないか? いえいえそんなことはありません。茨城県で2泊3日です!
以下、小学生の遠足の作文のノリで、時系列に書いてまいります。
近所のオリックスレンタカーで「やりす」という名の車を借り、無理矢理に荷物を詰め込んで出発します。ひとまず今夜は晴れそうです。常磐道をひたすら南下していきます
到着は夕方ころ。そーなのかー・ぐらすのすちの両氏がすでに機材を設営していました。
もうひとり、すでに到着していたhinokirさんは、施設内でなにやら準備していたようです。
ここは高萩市の山中にある旧君田小中学校の跡地を利用したキャンプサイトです。金曜の夜はほかのキャンプ客は無く、きれいに整備された広いグラウンドを独り占めできました。はりきって、普段はめったにやらない赤道儀2台体制です。SharpStar 15028HNT + ASI2600mc とMamiyaApoSekor + EOS6Dを展開している間に日没を迎えました
薄明の終了後、Aramis氏と丹羽氏が合流し、みんなでビールや日本酒などを飲酒しながらヘロヘロ状態で朝まで撮影しました
バッテリー切れ・SDカード満タン・補正レンズ曇りなどの種々のミスはありましたがなんとか最低限の撮影にはなりました
それぞれこんな感じに撮れました(STFの仮ストレッチのみ)。今後、ほかのみんなの露光データと合わせてそれぞれ一つの作品に仕上げます。
仮眠をとったあと、機材を片付けます。朝日が眩しい。
そんなわけで合宿はまだまだ続くのでした。
二日目
仮眠明けの朝には澄んだ青空が広がっていました。気温も下がって冷えた体を温めに温泉に出かけます。顧問は、Aramisさんの車に乗せてもらいました。
国民宿舎鵜の岬の温泉でふにゃふにゃになったあと、施設の食堂で定食などを食し、さらには近くのスーパーで夕食のカレーの材料などを買い込んで、ユ―フィールドに戻ったころは夕方近くなっていました。そーなのかー氏監修のもと、クミン・ターメリック・コリアンダー・トウガラシなどを何となくの分量で調合し、カレーを作製しました。
やがてしゅうじさん、M&Mさん、Fukunagaさん、原さんが合流。しかしそのころには空は雲に覆われており、機材を展開することもなくカレーパーティ。AdvancedVX赤道儀を解体ショーなど、お勉強をしました。軸をクランプで固定する仕組みが理解できたのが、二日目の最大の収穫だったかもしれません。日付が変わるころには寝不足のために気絶眠。
翌朝は、昨晩のカレーの残りを食した後、残った菓子パンや酒類を争奪するじゃんけん大会を実施。普段はそれぞれの職場で部長・プロマネ・取締役・教授などされているえらいメンバーのみなさんが、
「じゃんけんポン! あーーーっ!」
なんつって、最大の盛り上がりを見せた後、合宿はお開きになりました。
Aramisさんが素敵な動画を上げてくれましたので、こちらもぜひご覧ください