天文はかせ幕下

夏油高原でキャンプ

涼しげな高原なのに、夏油(げとう)と、なんだか暑苦しい名前の地区が岩手にありまして、そこに今年新設されたキャンプ場へ家族で出かけてきました。

現地のSQMは21.8。南や西は十分に暗そうです。

キャンプ場の様子。ゲレンデの平坦な場所がフリーサイトとして開放されている

日没後は運よく晴天に恵まれ、また月の出が21時ころだったこともあって、数時間星空を楽しむことができました。

空はこんな様子。黄砂が飛んで透明度の悪いコンディションだった割には、星は良く見えました。ロッジの照明を避けて目を慣らせば、天の川も濃くみえました。

ただ、夏はキャンプ、冬はスキーとなると、撮影には使えなそうで残念。

 

我々のキャンプ地の隣で、地元の大学生らしき男女4人組が、小さな望遠鏡で天体観望をしていました。そのうちの3人はやがて飽きたようで

「月が出たら見たいから呼んでねー」

と言ってコテージに戻っていきました。最後に一人残った女の子は、なおも1時間半ほど望遠鏡をのぞき続けていていました。

(彼女は本当の星好きさんだなあ)

と顧問は話し掛けたくて仕方がなかったのですが、自重して肉を焼き、でもちょっと話しかけました。忙しいからほっといてくれっていう反応でした(笑)