天文はかせ幕下

北アメリカ星雲もう一回

 

昼間は酷暑が続いていますが、10日は空気も乾燥して透明度の高い夜空でした。深夜には名取市内で天の川も見えました。先日の撮影は反省点も多かったので、もういちど北アメリカ星雲を撮影してみました。

反省点は二つ。

  1. スカイメモRに自由雲台を取り付けて300mmレンズを載せていましたが、この自由雲台は「百害あって一利なし」とあるサイトでベテランの方が書いていて、その通りだなと思いました。まず構図が定めにくい。雲台を緩めるとレンズがガクンと動いたりします。そんなことをごちゃごちゃやっているうちに、極軸がずれたり。今回から、自由雲台は廃止することにしました。そうすると、写真の上が天球の北になること、という天体写真のルールも自然に守れます。いままでは無視していました。
  2. ピントのもっと追い込むこと。300mmでの撮影では、これまでライブビューでの見た目でピントを合わせていました。これからはピントリングをわずかに動かしながら画像を見比べてピントを追い込んでみます。

そんなで撮影したのが下の写真です。

f:id:snct-astro:20160811141433j:plain

8月9日21:20 北アメリカ星雲 宮城県名取市
canonEOS40D 赤外改造 Nikon ED 300mm F2.8 on SkyMemoR
ISO1600 90sec x 21枚,DF x 10枚, Flat flame処理なし
astronomik CLS CCDフィルター使用

前回よりすこしよくなったように思える。星像もほんの少し小さくなりました。