天文はかせ幕下

南天狂想

チリリモート観測所の準備は着々と進んでおり,先日1年分の契約金を支払いました.スムースにことが進めば冬にはファーストライトを迎えられそうです.

4人で折半しての利用ですので,季節ごとに1~2対象ほどをまったりじっくりと撮影していければいいなと思っております.最近はStellariumで南天を探索し妄想を膨らませています.

そこで,今のところ考えている「チリでこれを撮りたい!」って対象をメモしておこうと思います.F=760/1120mmのフォーサーズセンサーでの画角です

冬:大マゼラン星雲の周辺

大マゼラン星雲の周辺には散光星雲がたくさん分布していて賑やか.魅力的な対象がたくさんあるようです.有名なタランチュラ星雲の近くにあるNGC1970の周辺に目を付けました.星がたくさんあって,画像処理が難しそうです.

春:ソンブレロ銀河

春は迷わずこれを撮りたい.昨シーズンは思いがけない好シーイングに恵まれて「これ以上はもう無理かも」って思った対象です(第4回、ソンブレロチャレンジ。結願しました ).まさか南半球で撮影できる機会がやってくるとは!来春は天頂付近で撮影ができます.

夏:三裂星雲

これも日本からおなじみの対象です.何度か挑戦してますが,高度が低いので長焦点でうまくいったことがありません.ぜひとも天頂付近で撮影したい.

秋:NGC300

秋はこの銀河を選びました.すこし小ぶりなM33のような銀河です.正直どんな対象なのかよくわかっていません.astrobinを探索してもPlanewaveとかでの撮影結果しか引っ掛からず,R200SSで撮影するとどんな風になるのでしょう?

 

そんなわけで落ち無しですみません.南天の対象をもうすこし勉強しないとなと感じてます.手ごろな写真集とかあるとよいのですが.