31日の皆既月食へむけて、天文部では「皆既月食観測会」を企画。学校の屋上で、みんなで月食を観測しよう!というわけです。ラグビー部や野球部に比べれば、学内ではほとんど知られていない天文部の闇の活動を、アッピールしようという魂胆もありました。ノゾキドさんにチラシを作ってもらって掲示したりして、全校生徒にアナウンスしました。
しかし、当日の宮城県名取市は厚い雲に覆われていました。薄明後、観測会会場の屋上には天文部の4名と顧問だけの姿がありました。寒風に乗って、チラホラ雪も舞っていたのです。
動画は18時から22時30分まで、約4時間半のタイムラプスです。
絶望的な曇り空です。約35secからかけ始めの様子が、1m03sころに皆既の様子が一瞬だけ見えます。
撤収すると晴れるの法則
そして、また機材を展開すると曇る。これは本当に恐ろしい法則です。
夜も更けて、めぼしい部員たちは都合があって帰宅。顧問とナカムラは23時ごろまで屋上で粘りました。立ちっぱなしでだいぶん疲れて来ました。とうとう、
「もうだめですな、ナカムラどの」
「そうですな、ナガヒロどの」
とアキバのオタクのような会話を交わして、我々も撤収しました。
あらかた機材を片付けて身支度をととのえ、再び外に出るとなんと晴れていたのです。恐ろしいことです。ちょうど真上に、皆既を終えたばかりの月がはっきりと見えていました。我々はクタクタでしたが、仕方なく、イヤイヤ撮影を開始しました。あたふたしているとどんどん月が太くなっていきます。
ターコイズフリンジ(?)の部分、すこし青っぽく見えますね。まあよかったよかった。