天文はかせ幕下

仙台高専天文部の顧問が、日々の天文活動や天文情報を綴っています。
本を出版しました!→PixInsightの使い方[応用編]

2026年初の神割崎遠征(しくじってリザルト得られず

仕事始めから間もない1月の土曜日、そーなのかーさんのお誘いを受けて、宮城県の神割崎へ遠征してきました。

翌週には強い寒気が北日本を覆う予報が出ており、この日も夜に向けて季節風が強まる見込み。長焦点での撮影は早々に諦め、f=250mmの Mamiya Apo-Sekor にモノクロCMOSとカラーCMOSを組み合わせたツイン構成で臨むことにしました。

しかし、ツインカメラの制御で痛恨のミス。作品を仕上げるためのデータを残せませんでした。さらに帰り際、そのミスに気づいて落ち込んだせいか、現地にカメラを置き忘れるという追い打ちまで……*1。そのため、撮影風景の写真もなし。

今回は、記事というよりも再発防止のための反省文になります。

NINAの操作ミス

ツイン構成で撮影するときは、2台のカメラをPCに接続し、NINA のウインドウを2つ立ち上げて運用しています。片方のウインドウではカメラとマウントを接続し、通常どおり撮影シーケンスを走らせます。

もう一方はというと、残りの1台をただ撮影し続ければいいだけなので、「Imaging」セクションで “Loop” をオンにして放置するだけ――のつもりでした。ここで設定ミスをおかします。なんと“Save” をオフにしたままだったのです。つまり、撮影自体は順調に進んでいるように見えて、データが一枚も保存されていなかったのです(とほほ…)

そもそもこの機能は、プレートソルブやピント確認のためのプレビュー用で、データ保存がデフォルトでオフになっている仕様。フールプルーフの観点からも、本来は撮影用に使うべきではありませんでした。次回はちゃんとシーケンサーをつかいます。今は反省しております

ミスの下地となったトラブル

大きなミスの背後には伏線となる小さなトラブルがあるもので、それについても反省しておきます。

顧問は数か月前に撮影用のMiniPCを新調しており、これを使ったツインでの撮影は今回が初めてでした。でも初めてであることを忘れており事前にテストしていなかったため、接続に細かなトラブルが続出していました。書き出しておくと

  • PCを制御するためのディスプレイのタッチパネル機能が認識されない
  • ガイドカメラから映像が送られてこない
  • そもそもPCのUSB端子の数が足りない?

USBハブを引っ張り出し、ガイドカメラは予備のものに交換してゴニョゴニョと試行錯誤した挙句に以下のような接続で撮影を開始したのでした

こういう小さなトラブルや余計な労力が、精神的な疲労と焦りを生み、今回のミスにつながったと思っています。

モノクロ画像

データを保存していなかったのはカラーカメラのASI2600MCでした。モノクロのデータだけ貼っておきます。

定番構図。
悪くない結果かなと思います。来週にはカラーを取得できたらいいなあ、でも神割崎にもう一回行くのは寒くてしんどいなあ。などと考えております。

 

*1:カメラはそーなのかーさんに回収してもらいました