はじめに
天文秋冬シーズン、宮城県での遠征先は神割崎が定番です。
前回の記事で、前置きとして熊のことを書こうとしたら、筆がのって熊だけの内容になっちゃいました。
遭遇の確率はそれほど高くないと思ってますが、それでも出来る対策は行いつつ、撮影してきました。
今回は、RASA11でM33とM42を撮影する計画を立てていました。
遠征のようす
11月15日の夜は、穏やかに晴れておりました。毎度のパタンで、神割崎へ向かう高速道路を降りたすぐ近くにあるローソンに立ち寄ります。そこからガソリンスタンド越しに夕暮れの空を撮影するのも毎度のパタンです。
良い夜の予感 pic.twitter.com/rPthGzi0Mt
— だいこもん (@pochomskii) 2025年11月15日
この夜、当地の駐車場に集まったのは私を含めて4名。ちょっと少なめで、みなさんやっぱり熊を警戒していたのかもしれません。同行のかのーぷすさんはラジオを流し、私は蚊取り線香を焚きながら撮影を開始します(線香の香りがクマよけになるらしい)

しばらくして、秋田のほうからこのブログを書かれている星夜思さんがやって来て、駐車場が少し賑やかになりました。拙著「Pixinsightの使い方 応用編」も購入して読んでくださっていたとのことで「あれで2600円は安すぎませんか?」とありがたいお言葉もいただいちゃいました。「そうなんですよー」と自信をもってお答えしました^^。
撮影トラブル
出鼻にちょっとしたトラブルがありました。RASAには、対物側にカメラを固定するための接続リングがあって、そのリングを強く締め付けすぎてしまったのです。これをやってしまうと星像が悪化することは、取説にも書いてある基本的な注意事項なのですが、今回初めてそのミスをおかしました。
中心でピントを合わせても、四隅が全て大きくピンボケになってしまいます。
「あれー?」
一旦筒先を低くして、ヘッドライトで対物側の補正版を照らしながらあれこれ調整します。すると今度は写野がまだら状になってしまった
「ええ、センサー焼けたか!?」
これには大汗をかきました。いくら明るい筒とはいえ天文用に減光したヘッドライトでセンサーが焼けるわけはなく、これは低空の林が星空に映り込んでいただけだったのですが、焦るとそんなことにも気づかないのですね。
そんなこんなで1時間くらい無駄にしました。余計に疲れたー。

リザルト
処理を終えたM33からご覧ください。M42は次回掲載予定です
date:2025-11-15
location: Kamiwari-saki, Miyagi, Japan
camera: ASI2600MM, ASI2600MC
optics: Celestron RASA11
exposure: 120s x 138f (L), 120s x 42f(RGB), gain100
processing: PixInsight, Photoshop
15日のよるは、なかなかにシーイングも良く撮影時から手応えを感じていました。腕の淡い部分を描写するつもりはなかったので、解像度重視で120秒の短めの露光時間を設定(もっと短くても良かったかもしれません)。それが功を奏したか、とてもシャープな仕上がりになったと思います。ぜひクリックしてご覧ください。

このへんが鑑賞ポイントです。腕に点在している粒子状のざらざらは、星ではなくてM33本体の散開星団や球状星団なのだそうです。かなり以前になりますが「もりのせいかつ」でKさんと丹羽さんがこのことを話題にしていました
記事内の、ハッブルの画像と重ねるのは楽しいので今度自分もやってみよう
元々の画角は、f=620mmのAPS-Cでこんな様子。これだとちょっと退屈な感じがしてしまいます。
トリミングの切り取り方によっては、もっと力強い表現が可能かもなー、と思いつつ、今回は以上です。

