天文はかせ幕下

2023年、天文部夏合宿報告その1

8月20日、21日の日程で天文部の夏合宿を行いましたので、ご報告いたします。前回の合宿は2019年でした。

伝染病の影響で4年ぶりの開催でした*1。場所は、宮城県栗駒山のイワカガミ平です。

 

冒頭からネガティブなこと申して恐縮ですが「合宿と言えば晴れない」。この一言に尽きます。日程が決め打ちだからこれは致し方なし。これまで開催してきた合宿の天気の記録をご覧いただきましょう

曇り一時晴れ」と書いてるのは、ほんのひと時ほど星空が見えたという程度の話なので、2015年から5年連続で黒り空続きでした。そして今回は結論から申しますと

  • 2023年 初日初日曇りのち晴れ、二日目曇り

でした。うーん、まあ初日の薄明前に数時間晴れたので良いほうではありました。

 

今回のお宿は「ハイルザーム栗駒

栗駒山のふもと、標高500メートルくらいのところにあって、「プール・サウナ・コテージも併設されている滞在型の健康増進施設」です。料理もおいしくて合宿の宿泊先として利用するのは今回が2度目でした。

入口には「仙台高専名取キャンパス天文部」とちゃんとありました。少しうれしい。

お部屋は「メゾネットタイプ」というのでしょうか。内部で2階建て構造になっていて、下が和室。上が洋室といった形になっており、複数人で寝るには使いやすいです。

夕方まで、露天風呂に入るなどマッタリした後、観測前の腹ごしらえです。

近くの河原で撮れた岩魚とかご馳走になりました。

 

食べたら即出発、ってことで宿から500mほど標高あげたところにある栗駒山の登山口「いわかがみ平」に移動します。ここは宮城県内では最も空が暗い場所であると思っています。思い入れもあって、今回は3回目の利用です。以前はこんな動画も撮りました

 

現地到着後、まずはみんなで記念撮影しました。

さすがに天の川が濃く写ります。

このあと顧問は「繭星雲」を撮影すべく機材を展開。部員たちはドブソニアンやAZ-Gteを使って眼視観測を楽しみました。しかし日ごろの行い悪いため、ほどなく雲に覆われます。

「うーん、ムーブ!」

つって、少し下にある駐車場に移動しましたら晴れたのですけど、同時にいわかがみ平も晴れていたようでした。意味なし。

ほどなくオリオン座も昇ってくる時間帯で、顧問は機材を再展開する気力もなく、みんなでダラダラ過ごしました

一日目はこれでおしまい。二日目に続く

snct-astro.hatenadiary.jp

 

*1:ブランクのあいだ、星沼会の合宿は2度開催していたわけですが、それはさておき