先日4月14日の火星接近の日、天文部でははじめて惑星の動画撮影と、その画像処理に挑戦しました。が、難しい。淡い天体の撮影と違って、長い時間の露光は必要なく、極軸合わせはいいかげんでも大丈夫。でも惑星撮影では、倍率を高くしなければならない別の難しさがあることに気づきました。ミューラーが画像処理をしてくれましたが、倍率が足りていません。
倍率を上げるには、バローレンズとか、接眼レンズアダプタなどを使うことになるのですが、購入のための部費もないですし、またコモンが自腹を切るかと悩んでおりました。ところがnyancotanさんのblogを見ていたら、我が部でも見覚えのあるアイテムが、説明されていました。カメラ用のテレコンバータというものです。
また、得意の発掘です。これは古い望遠レンズにくっついていたのですが、望遠鏡に接続できるとは思っておらず、放置していました。「2x」って書いてあるじゃん。ちょうどCCDカメラのCマウントとFマウントのアダプタもあったので、改めてこれで土星と火星の撮影に挑戦してみました。
こうやって望遠鏡に接続しています。
夜中に、うじいえとミューラーを呼び出し、いつものメンバーで撮影。
ファインダーの無いMT-200(通称、土管)に火星を導入するのに悪戦苦闘するうじいえとミューラー。
ようやく導入を終え、撮影中。そらを見上げるミューラーとうじいえ。
これは土星ですけど、EOSKissX5での一発取り(MT-200, 2xテレコン使用, ISO400, 1/30秒露光)。最大限トリミングしていていますが、もうすこし倍率が必要かな?画像処理はミューラーにお願いしています(近日公開)